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最近読んだ本の話

YouTubeで、どこかの大学の考古学者の方が古代エジプトの解説動画を見ました。ピラミッドとかツタンカーメンとか、そんな話です。

で、エジプトに興味を持つようになりまして、雄山閣から出版されている『古代エジプト全史』(著者・河合望)を買って読んでみました。

重厚でした。
古代エジプトの重厚な歴史がそうさせているのか、これまで積み上げられてきた重厚な考古学がそうさせているのかわかりませんが、非常に読み応えのある本でした。

古代エジプトという言葉から思い浮かべるのはたとえばツタンカーメンとかクレオパトラ、ピラミッドなんかです。

私はこれらをいっしょくたに「エジプト」のくくりに入れていたのですが、どうもそうではないようで、クレオパトラの時代にはピラミッドはとっくに「太古の建物」扱いだったらしいです。

太古の時代から太古の時代扱いだったものを現代に掘り起こして調査しようというのだから、先生方の苦労には頭が下がります。

ちょっと難しい本でしたが、古代エジプトの歴史を体系的に知ることのできる一冊です。年末の暇つぶしにいかがでしょうか。

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