夏バテ中の食事戦略

この時期になると、私は毎年のように夏バテになる。とは言っても、今日だって気温は24℃くらいまでしか上がっていない。埼玉にいた頃に比べれば、圧倒的に涼しい環境にいるのに。どうしてか、夏バテはやってくる。

「夏バテだ」と気がつくのはたいてい食事の時だ。朝起きて、いつもの習慣でご飯を食べ始めるのだが、なかなか箸が進まない。お茶碗によそったご飯が半分もなくならないうちに、お腹はいっぱいになり、体がだるくなる。お昼になってもたいしてお腹はすかず、結局おやつの時間に昼食を食べることになったり。

こんな感じで、だんだんと食生活が乱れ、そのうち食事が嫌になってくる。食事を摂っていないせいなのか、体は気怠いし、心もなんとなく憂鬱な気分だ。何をするにしても、いまいちやる気が起こらない。

そして気づく。「今年も夏バテか」と。


夏バテの時、私を支えてくれるのはひやむぎだ。

何を食べようか。
何も食べたくない。
何か食べたい物を。

そうやって必死で考えた結果、いつもひやむぎにたどり着く。冷たいひやむぎはつるんとお腹に滑り込み、そのエネルギーで私はなんとかその日を乗り切る。

麺つゆとひやむぎ。ネギとかそういう小道具を準備する力などはない。唯一のこだわりは、「そうめんではなくてひやむぎ」ということ。そうめんとひやむぎの違いは太さしか思いつかないけど、あのほどよい細さが大好きなので、私はひやむぎを選ぶ。


そうやって、私は夏バテの中、なんとなく生き残ろうと頑張る。今年もなんとか乗り切って、健康を取り戻したい。

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