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ヒミコよ、いやヒミコじゃないけど

古代の装束を着た人達が座っている。二列になり、向かい合って座っている。
弥生時代か、古墳時代か。白を基調とした、幾何学模様が描かれたような服を、皆着ている。

場所は部屋の中であり、床は木だ。

列になり、向かい合って座るからには、何かを討議しているはずなのだが、その議題は重いものなのか、皆、口をつぐんでいる。
場を、重苦しい沈黙が包んでいる。

その時、私は片膝をついて立ち上がった。私も古代の装束を身に着けている。白というか、染めていない麻のような、生成りの服が、立ち上がる時に自分で見えた。

そして私は、すぐ向かいにいる女性の肩を掴んで、揺すって言った。

「ヒミコよ、いやヒミコがじゃないけど、やろう!」

そして、その女性は、私と共に戦うことに同意してくれた。
我々は、何者かと戦っているのだ。

私は、その戦いに向け、特殊な訓練を受けて来た。
そのことを、彼女に告げた。

非常に強い意志を宿し、それでいて底知れぬ湖のような深い何がしかを湛える瞳を持つ女性である。

気が付けば、他の人達の姿は消え、暗い部屋の中に、彼女と二人きりになっていた。
私と彼女は、互いの背中を預け、ともに戦うことにした。

私は、立ったまま、指を銃のようにして、人差し指を伸ばし、親指を立て、他の指を折り曲げて握り、腕をまっすぐ前方に伸ばして、暗闇に狙いを定めた。

彼女は、一旦立ったまま、同じように背中合わせにして、指で銃の形を作って、構え、その後床に座り、数珠を持って合掌し、両手を合わせたまま掌を返し、手の甲を合わせて、何事か呪文を唱え始めた。

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ここで目が覚めた。
実は、ここに出て来る女性は、現実世界の知己である。

谷崎榴美氏といい、現代縄文巫女術実践集団「UPHYCA」を主宰する方である。
https://note.com/uphyca

画像1

谷崎氏とは、一緒に魔術儀式を行った事もある。ヘッダー画像は、数ヶ月前の儀式で用いた御幣等の写真。

画像2

こちらもその時の写真で、向かって右側の方が谷崎氏。左側は筆者である。
ここでは神職の装束を身に着けているが、夢の中では、谷崎氏と同じような装束を着ていた。

なお、その儀式は、大阪の「魔女の厨房 CAULDRON (コルドロン)」の開店に伴う儀式であった。
CAULDRONついてはこちらから。
http://guinqujack.com/

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