親孝行なんて呼べませんが。

後藤大

2018年4月22日 10:05

親孝行

という言葉とは遠い生き方をしているかもしれません。

頻繁に家に帰るわけでもなければ
連絡もたまーにしかしません。
形として何かをできているわけでもありません。

高校を卒業して18歳の時に大阪に引っ越して来ました。

大阪で暮らし始めてもう10年なんですね。

僕とおかんとばあちゃんの3人暮らしで
僕が大阪に来て2人暮らしに。
ばあちゃんも癌で死んじゃって今はおかんも1人暮らしです。

もともと同じ家に住んでてもそれぞれの部屋で生活していて
おはようとかも言わない家庭だったので僕もそういう風に育ったのか
はたまた遺伝子のせいなのか
ドライに見えて実は情だらけだったりするところも似ているなあと思います。

なので普段は思い出したりとかもないんですが
地震が来たり台風が来たりすると連絡をしたり
誕生日になると連絡をくれたり
ベタベタしてないけど大事に感じてるんだなあと思ったりもします。

そんなおかんも結構前ですが癌になりました。
手術をして治ったのですが
もともと身体が弱いのもあって、あと運動しなさすぎて(笑)
食っても太らないし筋力もつかなくて
体重が30キロ代に落ちてしまうときもあるみたいです。

うちはスナック家系でした。
ばあちゃんもおかんも姫路の魚町というところでそれぞれ店をやっていました。
(僕がお酒嫌いなのはその影響です。)

おかんの店は癌になった時に閉めて
移転したりもしながら続けていましたが
ある時スナックはやめて普通の飲食店にしたみたいです。

その店も軌道に乗らなかったようで閉めて
今ここに来てバイトをしています。

体重も筋力もないからしんどいときも多いみたいです。
(でも好きな調理の仕事につけてるらしい:-D)

そうなったら人によっては音楽やめて実家帰ります
ってなると思うんですけど
僕の人生、やっぱりやりたいことはやりたい。
その気持ちは捨てれなくて今でもこっちで音楽をやっています。

親孝行

という言葉とは遠い生き方をしているのかもしれません。

この前のブログでこんなことを書きました。

僕は他人のことを見てないなあ

と感じることが多々あります。

それは
人に興味がないから
だと思っていたけど

もし自分にもっと心の余裕があれば
もっとあの人の話を聞けたんじゃないか？

もしお金に余裕があれば
あんなのいらないなんて言わないんじゃないか？

もし時間に余裕があれば
これは自分には無理だなんて思わないんじゃないか？

そんな風に

今余裕ないなって思ってるものが埋まった程で考えた時に
知りたい、欲しい、やってみたい
が湧き出て来たんですよね。

僕がシャットアウトしていたものって
僕が無意識にいらないと思い込もうとしていたものだったんです。