失敗が多い人がいる。

仕事をしていて何回も同じミスで怒られて、陰であいつは本当に使えないなんて言われたりもする。

たしかに何度も同じ失敗を繰り返したりすることはいいことではないし、世の中はほとんど結果でしか評価をしてくれない。

何かをやるときは「考える」がセットになっていないとあまりうまくいかない。その人の失敗がなくならないのは反省していないからじゃなく考えていないからだ。むしろ反省しすぎて自分を追い込むことに必死になってしまうから余計に考えられなくなっている可能性だってある。

だけどその人のミスが多いのはそれだけ「やっている」からだ。

失敗というのは行動の先にしかありえない。人の陰口を言っているような人は挑戦していないから失敗していないだけだ。

怒られてばかりの人は「考え方」という武器さえ手に入れてしまえば最強の戦士になれる可能性がある。

僕は長いこと音楽をやってきてうまくいかなかった時期の方が多いけど、いつのときだってとにかく「やってはきた」のだと思っている。毎日路上に出たり、ワンマンしたり、企画を考えたり、MVを出すためにバイトしまくったり、挑戦だけはしてきた。

最近やっと考え方という武器をやっと見つけたことで環境が変わり始めている。今からが勝負だとまた思えている。

やっているのにうまくいかない人は武器さえ手に入れてしまえば、やっていない人に負けない。「考える」と「行動する」は行動の方がずっと難しいからだ。

失敗したときはやった証だと自分をほめてやればいい。そしてイノシシみたいに突っ込まずに、武器を探しにいってみてほしい。動けるってすごいんだから。