楽曲提供バトルスターゲイザーを見にいった

後藤大

2018年5月26日 13:41

日本橋地下アイドルが楽曲提供の権利をゲットするために戦うオーディションライブ「スターゲイザー」

昨日は日本橋のCOCHLEA(コクリア)というライブハウスにそのライブを観に行かせていただきました。

おもしろいなあ。
楽曲提供を少しずつさせていただくようになったとはいえ
普段自分で曲を書いて歌うのが当たり前に界隈にいる僕にはまだまだ出てこない発想でした。

通常ライブとを分けることによっていつも通りライブも楽しめるし
早い時間に間に合わなかった人も全出演者を見て選考できる。
よくできてる。すごい。

こういうライブ投票オーディションにいつも思ってたことがあって
出演時間によって見てもらえてる人と見てもらえない人の差が大きすぎるということ。
それを選考タイムで後半に集中させることによって解消している。

考えてみれば単純なんですけど
普段のライブの時間が長くて機材の転換も必要
っていう固定概念がある僕には
これも意外と出てこない発想だなと思いました。

主催者は加藤しょこらさん。

これに限らずすごいアイデアマン(ガール？)だと思います。
あと器が大きい。(あまり話してないけど直感でそう思いました。)
周りにいる人を見ていても本当に尊敬されているんだなって感じました。

僕が提供の仕事をさせていただく以前からお名前は知っていて
いつか関わらせてもらいたいなあと思っていました。

その矢先に今年でアイドルを卒業するという発表を見て
うわあ、残念だー。と思っていたところに
偶然お会いできるタイミングがやってきて
その流れで昨日のイベントも見に行かせていただきました。

縁に感謝。

通常ライブからみなさんライブを観させていただいて
「この3人かな！」と思った3人がトップ3でした。

基準はそれぞれにあるんですけど僕の基準はこれ。

他にも歌上手かったり、キャラが面白かったりする人はいたんですけど
その3人は出てきて第一声発した瞬間に「そこにいました」

もうひとつはこれ

パンケーキのくだりは無視してもらって…

パフォーマンスは良かったのにMCで
「よかったら2番目にでも… Twitterだけでも…」
って言ってた子がいてその一言で僕の中で候補から外れちゃったんです。

遠慮せずにまっすぐに1番になりたいって言うほうが心って動くんだなあ

と僕も勉強になりました。

お客さんも100人ぐらい入っていて
客席からの熱量もすごかったです。

手拍子が歌とかオケよりでかい

ステージ、マイクとスピーカー使ってるんですけど…

ってなりましたね(笑)

ステージもそうなんですけど
客席が沸いてるのを見るとほんと元気でる。

負けちゃったみんなもちゃんと悔しそうでした。
泣くぐらいの悔しさって頑張った人にしか得られないから
そこでも本気が伝わってきて良かったです。

僕もこの子にも曲あげて…ほしい…！
って個人的に思った子がいたりして
完全にイベント楽しんでました。

僕もまたぜひ提供側で参加させてもらいたいなああああ！

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さて、ここからは楽曲提供やアイドルの方に関わらせていただいて感じた僕の個人的な話です。
興味のある方は読んでくださいまし！

①
僕が鍵盤サポートをしている樹愛音(いつきあいね)が
Miki Hirasawaという子のサポートを振ってくれて
そこで対バンした安西彩矢が気に入ってくれて曲を書かせてもらって
そこから楽曲提供の入り口が始まりました。

ギターも弾かせてもらえるようになって同じステージに立ったことで
僕のことを好きになってくれた方が紹介してくれて
木元のぞみちゃんに楽曲提供をさせてもらえることになりました。

のぞみちゃんに曲を書く中で学べることがいっぱいあって
少しずつできることが増えていきました。

(アイドル界隈では)のぞみちゃんがめっちゃ頑張って活動してくれてるお陰で
「木元のぞみちゃんに書いてる人なら安心！」って思ってもらえたりして
そういうイメージのおかげもあって加藤しょこらさんに関わらせていただく機会ができました。

人の縁でやらせてもらっているなと思います。

そして繋がっていくことってなぜか「今それほしかった！」ってタイミングでくるんですよね。

そいつをつかんでいけるかは僕次第。
思い切り手を伸ばしていきたいと思ってます。

②
女性のアーティストと関わらせていただいていることが
周りの人たちから見てどう見えているかはわかりません。

女の人と絡んでるとこあまり見せないほうがいい
って思っている人もいるのかもしれません。

でもね、そんな小さいことはどうだっていいんです。

本気でやってる人や僕が知らない世界を知っている人と一緒にいるのはとても有意義で楽しいんです。

それは僕の成長にもなるし、そこじゃないと出会えなかった人もいるし
そこに行ったから僕が役に立てることができるかもしれない。

そしてそれは胸張っていられることですから
ちゃんと伝えていこうと思っています。

僕を応援してくれるみんなにもせっかくなら好きになってほしいし
興味がわかなかったらとやかく言わずにそこはスルーしちゃってください。

③
「自分はアイドルじゃないから」
「歌うたいはアイドルじゃないんだから」

そう言ってアイドルを下に見る人がいます。
ミュージシャンにもお客さんにもいます。

正直うたはあんまりうまくない人も多いです。

でもオリジナル曲１曲でもちゃんと安くないお金を払って人に依頼して
やっと自分の曲ができてそれを一生懸命練習して振り付け考えて
衣装も毎回変えたり、ライブ来場特典作ったりして

SNSもすげえ更新してるし集客への意識、それをファンに伝える努力
そういうのシンガーソングライターやバンドマンより相当やってると思います。

ライブの演奏時間も基本的に10分とか15分ですよ。
遠征先でトップで5分とかもありますよ。
対バン10人とかいてその中で覚えてもらわないといけないんですよ。

自分がアイドルじゃないと思うかどうかはそれぞれ好きにすればいいけど
少なくとも僕はこんなに努力してる人たちを下に見ることはできない。

音を使って楽しんでもらうのが「音楽」なら
曲作って歌えるだけで満足してる人より何倍も音楽してると思います。

僕はそんな人たちをとても尊敬しています。

余談が長くなってしまいましたが
こういうことを書く機会もあまりないので一気に書かせてもらいました。