言葉を因数分解してみると見えてくるものがある

こんにちは。埼玉県春日部市のデイサービスでリーダーをしている後藤と言います。お父さんを4年、作業療法士を9年、管理職をさせてもらって1年になります。

日々の気づきを、少しずつ記しています。


気がついたら、記事数が60本を数えています。いつも読んでくださりありがとうございます。

今日のテーマは、

言葉を因数分解してみると見えてくるものがある


です。

「言葉の因数分解」とは…

言葉の一つひとつを細かく、割って、具体的にしていくこと


それにより、状況の正体を言葉で明らかにしていく作業です。


言い換えると、

抽象→具体化


とも言えるかと。



例えば、チームの目標で、

「メンバー、利用者さんの満足度を上げる」

「風通しの良い職場にする」

などの目標が挙がったとします。

目標として、素晴らしいと思います。


しかし、スタッフ間で、「満足度」「風通しが良い」の定義が違っていると、この目標はどうしたら達成されるのか、どうあれば達成したと言えるのか?が不明瞭だと思います。


医療、介護保険業界でも、

「本人らしい生活が送れる」

「他者との交流を図れる」

「日中の活動量が増える」

のような、それっぽい目標が挙がります。


「本人らしい」って?

「他者との交流」って?

「活動量」って?

その言葉の定義は何か?それを構成するのは?

利用者、患者、コ・メディカルで共有できているか?


すごく大事だと思います。



メンバーからの話で、

「業務負担が大きいです」


と相談を受けた時、


「業務負担」を因数分解していく必要があります。


どの業務の、どの部分が、いつ、なんで、負担が大きいと感じているのか?

背景に、育児や介護などのプライベートの悩みを抱えているかもしれない。

身体的な負担が大きいのか?

それとも、認知的な負荷が大きいのか?

精神的な負荷なのか?


そのメンバーによって、解は変わってきます。


不平、不満が一斉に上がってきたときも、その場では、


「〇〇さんはおかしい!分かっていない!」


という同じ言葉が並んでいたとしても、


後日、1人1人から個別に話を伺い、言葉を因数分解していくと、1人1人の解は違うことが多いです。


これは、個人的な印象ですが、女性は共感力に長けているので、言葉に同調することがあります。


そうなると、すごいエネルギーを持って話をしてくれることがあります。


その場合は、その場では手におえません。


ひたすら話を聴きます。


それから、落ち着いたときに、個別にヒアリングをすると、「実は、、」と話してくれることが多いです。


それに、個別に対応していくのが今の所自分の中では正解なのかと思っています。






自分との対話でもそう。


「海賊王に俺はなる!」

→何で?

→どうやって?

→誰と

→いつまで

→海賊王じゃなくちゃだめなの?


言葉の因数分解をしていくと、自分の本当にやりたかったことが出てくるかもしれません。



言葉の因数分解、是非試してみてください。



ちなみに、「言葉の因数分解」という言葉は、こちらの本から頂いています。ぜひ合わせて読んでみてください。






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