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ガリバーの靴はsoul music

僕はガリバーの靴を買いに行った
大股で歩けば会える気がしたんだ
君の家が遠いんだ
すごぐ会いたいのに
inner soleがなくて街の教会に行くと
ゴスペルを歌いながら
james brownがギターカッティングで
作ってくれた
このソールの素材はfunkyで
僕の心臓の勇気を1cm大きくしてくれる
外側の皮はal greenが甘い声
で磨いてくれた
「つやがなくなったら踵についた再生ボタンを
押して僕の声を混ぜるんだよ」
そう言って仕事に出かけて行った

靴紐の間から出てきたオーティスが
open the doorを歌いながら
君に渡すインカローズのパワーストーン差し出している
「あいたいときはあわないとダメだよ。」

でも僕は君がどこに住んでるか知らないんだった

大股で歩くと街を壊しそうだけど
アレサフランクリングが靴の裏で
respectを歌ったら街の人が敬礼して
ガリバーの靴のために
街を持って移動してくれたよ
大股で歩いてたらノルウェイの森に来てしまった
彼女は国内にいるのに
スキニーを履いてると大股になってしまう
硬めのローライズのデニムに履き替えて
小股で歩こう
そうすればガリバーの靴はそんなに遠くに行かないかもしれない

でも僕は君がどこに住んでるか知らないんだった

街を歩いてると
急に伸びてきた4つ葉のクローバーが靴に絡まってきて
声をかけられて
「good luck」
パティシエが街でこぼした大量の
マスカルポーネクリーム
が君への居場所を指し示してくれる
「こっちに行けばいいの?」


この国の太陽は
マーヴィンゲイのSOUL MUSIC
に乗っ取られてていて
月はスティーヴィーの
ハーモニカにかじられて
甘いsoul musicがこの世界を潤している

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