見出し画像

「時間がない」を言わない

「時間がない」を言い訳にしたくない。
1日の時間は平等だと言われるが、けしてそんなことはないと思う。たとえば、非障害者が3分もあればお手洗いを済ませられるところ、私なら10分は時間を取っておかねばならないし、パソコンが苦手な人が半日かかってようやくできるものが、私なら5分でできるかもしれない。1日のうちに使える時間は、その人の状況によりまちまちだ。やりたいことがあっても、人によってはどうしても時間が取れずできないこともある。
それを前提にしても、「時間がない」というのは、私にとってはやらないためのちょっとした言い訳のように聞こえる。その延長線上の言葉に「そのうち」がある。
だから、自分自身に対しても「時間がない」を言い訳にしたくない。


それで今ちょっとしたストレスを抱えている。
今やりたいことがあるが、細切れ時間ではできない。時間のあるなしよりも、やりたいことができていないことがストレスになっている。そして、その言い訳が「時間がない」になってしまうのが嫌なのだ。

だとしたら、塗り絵のアプリをしたり、SNSを見たりする時間を減らせば良いし、その他諸々のちょっと時間を消費することを止めれば良いとは思うが、つい”気晴らし”にそれらに手を出してしまう。そして、ある程度の時間を消費してしまった挙句、後悔するのもまたストレスになっている。

そういえばある映像の切り抜きを観た。食事の時間が非効率的だと言って、”完全食品”と呼ばれる粉のようなものを飲むだけという青年の動画だった。それが本当のことなのか、やらせや作り物の類だとかはわからないが、タイパ、コスパ、なんでも時間や費用に見合ったことしかしないという価値観で生きている人が少なくないということに、ちょっとした寂しさや不安やつまらなさを感じてしまう。


こう言うととても年寄り臭いが、今の若い人たちがしているような、映画やドラマを10秒飛ばしで観るというのと似たようなことはしたくないのだ。それは実際に映像作品を飛ばしながら観るようなことではなく、またAIを使ったりもせず、ひとつひとつを丁寧に、あるいは味わうようにこなしたいという意味だ。

そんなこんなをしていると、1日中あっという間で、結局はやりたいことに手を出せていない。
noteを毎日書くことはやりたいことではないの?と尋ねられれば、そんなことはない。日課のひとつだと思っているし、自分で始めたことなので、noteを書くことが時間を圧迫しているなどとは思いたくない。

もうすぐやってくるGW。
例のごとく、どこに行けるわけでもないので、そろそろやりたいことをやろう。そうしないと、「時間がない」から「そのうち」に変わって、永遠にやらなくなってしまいそうだ。

#毎日note
#note
#日記
#障害者
#車椅子
#身体障害者
#時間
#タイパ
#自由時間
#GW
#時間の使い方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?