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うちのお雑煮

令和6年能登半島地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたしますと共に、被災された皆様にお見舞い申し上げます。

このような状況ではありますが、私たち非当事者ができることは、速やかに日常に戻り社会を動かすこと、心の平安を保つことだと思います。
その為にも自分が書きたいと思うテーマに沿って、いつも通り書いていく所存です。

* * *

我が家のお雑煮は、関東風の特になんの変哲もないものだ。
カバー写真の通り、お餅の他はニンジン、ダイコン、小松菜、ネギ、鶏肉、ナルト、そして三つ葉。汁はしょう油味で、食べる寸前に青のりをかける。

「関東風」とは書いたが、本当にこれが関東風なのかどうか実はよくわからない。
というのも、何かの機会があって他の人が作ったお雑煮を食べると違うのだ。
我が家の味は先程書いたようにしょう油が基本の味である。とは言っても、関東のそばやうどん程味は濃くない。
他の人が作ったお雑煮はもっとカツオ出汁の味が強く、汁の色も薄い。それはそれで美味しいが、しょう油の濃縮されたうま味や酸味でいただく我が家のお雑煮はやはりホッとする。

母は実母から料理を習っていない。戦後の困難な時代で、母親と一緒に暮らしている期間はあまりなかったようだ。子供時代を幸福に過ごせなかった母に、このお雑煮の味をどこで築き上げたのか尋ねることは憚られる。
しかし、母はもう高齢だ。そう遠くない未来には確実にこの味は失われる。
それから先、私の味覚はきちんと覚えていられるだろうか。

今日、我が家のお雑煮を食べてみて改めて思ったのは、ごま油を入れても意外と美味しいのではないかということ。中華風味が増して、食欲が湧きそうだ。
母に早速提案をしてみたら、あっさり却下された。
母、子の心知らずである。

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