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2023年『文章の力』で高齢者の知恵をお届けしたい

ある日突然、夫が脳梗塞で倒れた。

懸命なリハビリを経て今は元気を取り戻しましたが、当時は心細さはもちろんのこと、いつまで一人で待っていればいいのかとの心配もあり心が押し潰されそうでした。

「この先一人で生きていかなくてはならないのか?」それならば、
「何か仕事にできるものは……?」そう考えて眠れぬ夜も過ごしました。
じっと手を見つめると。
手の中に握っていた唯一の宝物。それは『文章の力』でした。

文章とは『世界観』を伝えてくれるもの

スクールで鍛え直した文章力。昨年は、文章の力によって新しい経験をたくさんさせていただきました。

・電子書籍を5冊出版してベストセラーを獲得
・ふと呟いた注意喚起のツイートが1日で1617万回表示される(どうやらすごい数値)
・1週間で1万人の方にフォローしていただく

あらためて文章の可能性を感じた出来事たちです。

文章の力って、すごいです。

文章は、過去も未来も現実も、希望さえも乗せていける。

たとえば1枚のパリの絵葉書を「はい、どうぞ」と渡されたら、どんなことを感じますか?

エッフェル塔の絵を見て「パリだな」とは思うけれど、どんな匂いがしてどんな生活が広がっているかまでは想像しづらいのではないでしょうか?

そこに文章を加えたらいかがでしょう?

”石畳の向こうから流れてくる『バターの焼ける匂い』が漂っている”

こう書いたら、パンの香ばしい焼ける匂いが想像できるのではないでしょうか。

そう、文章とは世界観を表現できるもの。「前を向いて欲しい」と願って書けば、前向きな言葉たちにも変化します。書き方によって幸も不幸も様変わりするのが面白いところです。

70代の高齢女子が2023年やりたいこと

2023年は文章の学びをさらに深めて、文章の力で高齢者の経験や知恵をお届けできたらと思っております。

発信を続けていて気づいたのは、豊富な知恵をお持ちの高齢者は多くいるはずなのに、インターネット上で発信をしている方がほぼいらっしゃらないのです。

わたしの周りには、料理の検定を持っている方や、元保母さん、看護師さんなどもいらっしゃいます。70代は、たくさんの経験とスキルを手にここまで生きてきています。

そうした知恵たちが埋もれてしまっているのは、非常にもったいないことだと思うのです。

わたしたち高齢者は、フルタイムでお勤めに行くのは難しいかもしれません。ですが、文章を通してみなさんに知恵をお届けすることはできると思っています。

文章の力で眠れる知識を言語化して、現代の若い方々の日常でお役に立つことができるように、日々精進していこうと思います。

2023年、皆様にとって実りのある一年になりますように。願いを込めてnoteをお届けいたします。


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