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児童相談所へ入所した経緯、児童相談所の間取り、脱走したら、、、など

無理心中に巻き込まれ、児童相談所に通報されるまでの話は前回の記事で。


児童福祉司との出会い

母親に殺されかけた私は、その後すぐに学校に通い始めました。
首を締められたせいで顔に目立つ内出血の跡がありましたが、周囲の気遣いでそのことには触れられませんでした。

そして小学3年生の6月、いつも通り教室にいると担任の先生に職員室へ呼ばれました。
職員室に行くと、校長室へ行くように言われました。
校長室へ行くと、学校の近くの公民館のような施設に行くように言われました。

先生達にたらい回しにされ公民館の会議室に着くと、そこには児童福祉司が2人座っていました。
そして児童福祉司の1人が私に
ちょっとの間だけ私達と暮らさない?
と聞きました。

私は
ちょっとだから2,3日くらいかな
と思って、承諾しました。
家に帰っても母はいないし食事も無いし、家にいる理由もなかったからです。
結果として2ヶ月間児童相談所に保護されるのですが、このときは軽い気持ちでついていきました。

児童相談所に入る子供たち

そうと決まれば話は早く、なんの準備も無いまま児童福祉司の車に乗せられて児童相談所に到着しました。
施設の中には数人から十数人の、小学生から高校生くらいの年齢の子供が暮らしていました。
虐待を受け保護された、非行に走って補導された、親が急に亡くなった、家出してきたなど、入所した理由は様々でした。

児童相談所の間取り

児童相談所の間取りはこのようになっています。


それぞれの部屋についての説明をします。
・広間
机を並べて授業を受けたり、休み時間には遊んだりテレビを見たりする部屋です。
・大部屋、小部屋、角部屋
就寝する部屋です。性別や年齢を考慮して振り分けられます。同年代か同性と寝ることが多いです。大部屋は6人、小部屋と角部屋は2人が適正人数です。
・食堂
15人ほどが座れるテーブルで子供たちがそろって食べます。食事はやや不味いことが多いです。
・物置
物置には子供たちの日用品やおもちゃが置いてあります。職員しか入ることはできませんが、私はたまに出入りしていました。
・洗面台、風呂
風呂は広く、4人ほどであれば一緒に入れる大きさでした。私は1人でしか入ったことがありませんが、兄弟で保護されている子供は兄弟全員で入っていました。
・トイレ
トイレは和式で古いです。
・庭
バスケのゴールや雲梯など、運動できる設備が整っています。

脱走すると捕まります

ちなみにこの建物の窓の外側にはセンサーがあり、施設から脱走した子供が居ると警報が鳴ります。
児童相談所とは、一度入ったら基本的に外出が許されず、常に施設内に居ることが義務となっているからです。
私の友人は後に児童相談所を脱走したあと、少年院に収監されました。


児童相談所での生活の様子や、知能検査を受けた話、性的な話は次の記事で。


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