君と僕は、おんなじだから
だから君のために歌をつくろう
君がこれからも続くように続くように
僕は君に歌をつくろう
つくってみせよう
そうして出来上がりが近づいた僕と君を繋ぐ
歌は
馬になった
僕では、すぐに君の隣、行けなくて
君の隣に近しい彼らに言葉を託し
君が君であるように
僕をまだ探している君ならきっと
君の隣に近しい彼らの言葉を君は
きっときっと好きになる
革新めいたその言葉を聞いて君は
僕の正体気づいた途端
知らんぷり
そんな君も
そんな君が
そんな君に気付けた僕も
好きにさせてくれる君だから
だからねえ

「君が君だから、僕は好きです」

そう伝えるのに精一杯のほほ笑み浮かべ

こぼれそうな涙さえも

知らんぷりしてくれて、ありがとう

だいすきだよ

いまもだよ

ねえ、君は僕とおんなじ

ねえ、辛いけど

どうか、どうか

まだまだ一緒にこの時代

生きてほしいという我が儘を

お願いだから

さあ、君の悩みの解決を一緒に見つける旅は
この物語を読み終えた先に続くと僕は
未だにいまだに信じてる


【題名】吟遊

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