すっぴんの「田村芽実」 2 『お隣のテーブル』♡
神戸新聞 連載エッセイ「随想」☆
『お隣のテーブル』
先日、初めてのイタリアンのお店に行った時のお話しを。
ピザもグラタンもパスタも どれも美味しそうだけれども、石窯ピザが有名なお店だったし、ピザが大好物の私は王道の「マルゲリータ」を注文した。
どこのお店だろうね?
「イタリアン」は、1つの料理のジャンルですが、イタリアと日本とでは中身が違う。
また、関東と関西でも、イタリアンの中身が違ってたりする。
こと、神戸においては、和食出身の板前がイタリアンシェフに転身したり、イタリアンシェフが和食の料理人となってしまうことがままあります。
それはなぜか?
共通の食材を、イタリアンと和食に使うからです。
全国屈指のイタリアンの聖地:神戸では、「これっ、和食っぽいなァ!」と思うことが、いっぱいありますね。
新型コロナ禍の間、たまーに行き着けのお店に行くと、客が来ないから食材の仕入れが出来ていないので...
「予算1500円で、適当に作って!」 とお願いすると。
人参とオレンジの薄切りの酢の物のような料理が最初に登場。
「マスター、これっ、なますに似てるよ。」って言うと、創作イタリアンですからネ! 笑ってました。
食べてる間に、前菜盛りがカウンターに。
そしてメインディッシュは、ブラックタイガーと獅子唐のペペロン。
全くの、お値段以上でした。マスターも嬉しくて気合いが入ったのでしょうね♪
カウンター越しに向き合うと、気さくな料理人の方ならば、色んな事を教えて下さいます。
隣のテーブルに座っているマダムにグラタンが運ばれて来た。...
とても美味しそう。
「バリバリバリ」。... 確かに「バリ」と言う音が聞こえた。
まさか、、、 グラタンにバケットがついていた。
ピザを頼んだ事を後悔した。
田村さんは、堅いフランスパンが好きなのね。
神戸にある沢山のイタリアンやフレンチのお店がオーダーしてるパン屋さんは...
「これっ、どこのパンですか?」と訊ねると、ほぼ数ケンに集約されます。
決して安いパンではありません。
隣のテーブルの人って、美味しそうに食べてますよね!
目の当たりにして、「しまった!」って思うこともあったりします。
田村芽実さん、次回にご賞味して下さい♪
ちなみに、パスタの味は、ソースの種類によるものです。
♪︎ペペロンチーノはオイルソース。
♪︎アラビアータは、トマトソース。
♪︎ボロネーゼは、ミートソース。
♪︎ジェノベーゼは、バジルソース。
その4つのソースが、実際に口にするパスタ料理の8割を占めてますね。
神戸では、2000円前後と手頃な価格でイタリアンのコースランチが食べられます。
二人で訪ねると、ピザとパスタを半分コできるので...
前菜盛り・ピザ・パスタ・デザート(珈琲・紅茶)と豪華なランチになっちゃいます。
前菜盛りを売りに、デザートを売りにしてる お店をお薦めします♪
トアロード界隈なら、ちょっと歩けば、イタリアンにぶち当たります。
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