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「ドキュメンタリー映画」のドキュメント(7)

午前中のスーパーでの撮影のあと、クルーのみんなとランチ含めた休憩をして(このランチ中、ディレクターがベジタリアンであることが判明したり、お互いの子どもの話とか、すごく面白かったんですけど割愛)午後のメインは夕食の支度と息子の保育園のお迎え〜寝かしつけまでの一連の流れ。

今はずいぶんと変わりましたが、この時期は16時半のお迎えの前に夕飯の支度をほぼ終了させてからお迎えに行き、17時〜18時くらいまで息子と遊んで、18時にお風呂、その後に一緒に夕食をして20時半に寝かしつけをするのがルーティンでした。一連の流れをディレクターと打ち合わせして、夕飯の支度は特に撮影されなかったと思います。(思いますというのは、ほぼ覚えてないから。メニューも記憶に無い。多分映画でも出ないのではないかなぁ)どちらかといえば、メインは息子との時間の過ごし方を撮影したいと言う希望でした

保育園でのお迎え時、息子はもう撮影クルーはいないと思っていたらしく、クルーの方の姿を見て再び大興奮!撮影のために別ルートを通っての帰宅でも、自転車の後ろで横を並走するカメラを気にしっぱなし(笑)気を引くために面白いことをしようとしてバタバタするもんだから大変でした。自宅では普段通りにはいかないとは思いつつ、息子に「いつも同じことを撮影したいんだって。だからいつもやってることをやってね」とは言い聞かせつつ、心では多分無理!と諦めてましたが、果たしてどうなったのか。この辺りは、実際に映画で観るしかないでしょう。

せっかくなので、ランチの時にディレクターがベジタリアンであることを知ったので、息子にもシェアしてみたら当然「ベジタリアンってなに?」と問われたので「本人に聞いてみたら?」と言ったら、平気で日本語で聞いてました(笑)にも関わらず、ディレクターもコーディネーターの通訳を介してどういうものなのかを一生懸命話してくれて、頷きながら聞いてました。正直本人が理解したとは思えないのですが、この体験は将来必ず役に立つと思います。

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その後、お風呂に入るシーン(浴槽に浸かっているところにもカメラは入りました)から夕食の準備をして親子2人のいつもの食卓まで、少し離れたところから撮影されてましたが、息子がご飯を食べ終わったとき「とーちゃん、眠い」と僕の膝枕で寝入りに入りました。実は寝かしつけのシーンも撮影したいと言われていたので、これはどうしようかなと思っていたらディレクターから「これは素晴らしい!こんなステキなシーンが撮れるなんて!」と小声で言ってくださり、それならこのタイミングで撮影を終了にしましょうということになりました。

やっと1日目の撮影が終わり、クルーが撤収した後に息子を寝室に連れて行きリビングに戻ると、なんとも言えない疲労感を覚えました。次は中1日空けて秘密結社主夫の友のメンバーを含めた集まりと、僕のインタビューの撮影が待ってます。

続く

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