見出し画像

【スタッフの熱】社内プロジェクト発の新商品「Stand Table」に込めた想い👨‍💻🙋‍♂️💁‍♀️

みなさん、お疲れ様です。広報の岡田です。
今回は、5/14にリリースした新商品「Stand Table(スタンドテーブル)」について、開発に携わったプロジェクトメンバーの想いを記事にまとめました。

コロナ禍で立ち上がった、社内プロジェクト。携わったのは、WEB事業部の出石(いずいし)くん、工房の竹本くん、広報の岡田の、ミレニアル世代三人です。

部署を超えて、また米子-東京と場所も離れて、全てオンラインで進めたのも新しい試み。開発の想い、プロジェクトで感じたことなどを、リリース後に三人で振り返りました。
Stand Tableに込めた熱🔥を届けることができれば、またこれから発足されるかもしれない(?)次の新しいプロジェクトに活かせる記事となれば嬉しいです。

コロナ禍でスタートした社内プロジェクト

左上:出石くん、右上:岡田、下:竹本くん。プロジェクトは終始zoomで行った。

(岡田:以下、岡💁‍♀️)「Stand Table」、ようやくリリースできました!まずはお疲れ様でした!
(出石:以下、出👨‍💻)お疲れ様でした!立ち上がったのは2年前の今頃だから、コロナ禍と同時にスタートしたような感じだったね。
(竹本:以下、竹🙋‍♂️)お疲れ様でした。社内で指名された三人でしたよね。「何か新しいことを、若手でやってみてほしい」という、本当に自由なミッションで(笑)。
(出👨‍💻)それまでも部署を超えたプロジェクトはあったけれど、何か具体的なミッションがあるものだったから、ここまで自由に任せてもらえるプロジェクトは社内でも初だったと思う。しかも若手だけ!
(岡💁‍♀️)私はまだ入社して半年、竹本くんは2年半くらい。出石くんも年次は7年目と長いけど、社内の中ではいわゆる「若手」と呼ばれる三人が選ばれたんだよね。「何か新しいこと」だから商品開発でなくても良かったのだけど、私たちは迷わず「新商品を作りたい!」となった。

最初期の案。「高いテーブルが作りたい」という意見が三人ですぐに一致した。

(竹🙋‍♂️)しかもかなり早い段階で、「高いテーブル」という方向性は決まっていましたよね。
(出👨‍💻)それぞれが欲しいものを持ち寄ったら、同じようなものが集まったんだよね。ちょうどコロナ禍で、暮らしに対する考え方も見直されていた時期だったからかもしれない。「これまでにない、今の暮らしにあう新しい価値観を満たすもの」かつ「自分たちが本当に欲しいと思うもの」を考えたら、みんな「高いテーブル」で一致した。
(竹🙋‍♂️)リモートワーク、という新しい働き方の影響も大きかったですよね。立って使えて、健康的で気分転換にもなって…と考えて、立って使える高さのテーブルに決まりました。
(岡💁‍♀️)ミニマル、というのも三人で一致したキーワードだったよね。仕事用に必要だからといって、空間を邪魔しないようなコンパクトなものが欲しかった。
(出👨‍💻)グリニッチが大切にしている「Life Place」の考え方も、ミニマルにした理由のひとつでした。奥行きを小さくし、置けるものをあえて減らすことで、本当に必要なものを見直すことに繋がる。自分らしさを表現する空間づくりのために、ミニマルなテーブルを作りたいと思いました。

デザインのこだわり、チャレンジ

Stand Tableの試作パーツ。オリジナル家具と同じく無垢材にこだわった。

(岡💁‍♀️)商品ページって、テキストが多いと見づらいから、どうしても必要な情報を絞る必要があるよね。でもあの小さいスペースで、デザインの想いとかこだわりは語り切れないなあ…と思っていた。今回はこのnoteで語れるので、竹本くん、思う存分こだわりを語ってください!
(竹🙋‍♂️)もう、本当に難しいな!と思ったのは、奥行きが小さくてかつ高いテーブルを、どうやって安定させるかということ。鉄などの金属であれば安定するけれど、僕たちはやっぱりオリジナル家具と同じ「無垢材」にこだわりたかったから、木の素材でいかに揺れをなくして安定したテーブルを作るか、が大変でもあり、やりがいのある部分でもありました。
(出👨‍💻)確かに、高いテーブルはあっても、Stand Tableくらい奥行きが小さくて、しかも無垢家具、というのは他で調べてもなかったよね。参考にするものがなかった。
(竹🙋‍♂️)何度も計算して、脚の細かい角度を調整しましたね。

いろんな脚の角度を試行錯誤…。
「真っ直ぐにしてみる?」というのもあった。

(岡💁‍♀️)振り返ると懐かしいな。すごい脚が開いてるのとか、片方だけ斜めでなんか見た目が可愛いのとか(笑)。
(竹🙋‍♂️)最終的に「四方転び」という、前からみても横からみてもハの字になっている脚にすることで、高さがあって奥行きが小さいテーブルでも、安定して、安全に使えるテーブルになりました。

出石くん推しの天板。下側に角度をつけることで、実際に使うときには天板上部だけが目に入り軽やかな印象になった。

(出👨‍💻)個人的に好きなのが、天板のテーパーなんですよね。上から見ると、天板が本当に薄く見える!
(竹🙋‍♂️)そうそう、そこもこだわりなんです。高さがある分、全体をできるだけすっきり見せることにこだわりました。天板にテーパーをかけていかに軽やかに見せるかを追求したのもそうですし、あとは機能的なところをどう隠すか、というところにもこだわりました。
オプションでつける引き出しは、取手と、コードを通す後ろの穴を前後同じ位置・大きさにしています。正面から見た時に向こうへすっと抜けるようなデザインにして、すっきり感を出したかったんです。引き出しのレールは箱の内側につけているので、正面から見ると隠れるようになっています。全体的にすっきり軽やかに見せるために、オプションをつけて機能的にしても、あくまでメインはテーブルにしたい、と思ってデザインしました。

引き出しの取手は、後ろ側に抜けるコードの穴と同じ位置・大きさにした。
レールは内側に隠して、見えないようにしている。

(岡💁‍♀️)強度があるミニマルな家具、というのが今回の竹本くん的チャレンジだったんだ。
(竹🙋‍♂️)家具を作っている人から見ても、「チャレンジだな」と思ってもらえる点はそこかなと思います。他にも工夫があって、例えばテーブル下の幕板。日本家屋で屋根を支える「棟木」に着想を得て、天板の荷重をしっかり支えつつ、すっきりしたデザインにしました。それは脚の強度を出す「トンボ貫」のデザインにもリンクしています。使い心地の安心感と、自分たちが目指したミニマルなデザインを実現するのは大変でしたけれど、自分としてもとても良い経験になりました。

左:「棟木」から着想を得てデザインした幕板/右:幕板とリンクしたデザインのトンボ貫
デザインをリンクして統一感を出したり、軽やかさにこだわったディテールで、
ミニマルなデザインを実現した。

Xプロジェクトを経て、チャレンジしたいこと

(出👨‍💻)使い勝手はもちろんだけど、竹本くんが話してくれたような「作り手のこだわり」を知りたい人は、たくさんいると思う。
(岡💁‍♀️)そうだね。商品ページに想いを載せきれない、っていう話をしたけど、物売りではなくて、暮らしの提案や熱を伝えるような見せ方を、webでもお店でももっと展開したいね。「脱・物売り」はこれまでもしていたけど、「Stand Table」を機に、もっともっとそれを加速したい。暮らしに取り入れることでどのようなプラスの変化が起きるか、どんな想いを込めてデザインしたのか。こちらの想いを伝えて、興味を持ってくれた人が商品ページで知りたい情報を知れる、というような導線が、他のアイテムにも展開できたらいいな。

使い方の提案をするwebページや、店頭配布のカタログも予定しています。

(出👨‍💻)欲しい物がぼんやりしている人に、そのサポートをするような提案をすることも大切だし、知りたい内容がはっきりしている人に、きちんと的確な情報を伝えることも大切。数ある情報の中でグリニッチを訪れてくれたお客様に、買い物のワクワク感と、ストレスフリーな購入体験の両方を提供できるように、webの作り方もこれから色々チャレンジしてみたい!そしてwebと同じことを、店舗でも体験できたらいいですね。webで想いを伝えるページを作るのと同じように、それを手にとって見れるようなカタログ作りも、これからやりたいことのひとつです。
(岡💁‍♀️)このプロジェクトで、商品をリリースする過程の本当の一番初めから関わることができたのは、広報としてとても良い経験になりました。どんな人がどんな想いを込めて、どんな工夫をしてつくったのか。それを伝えることは、ただの"宣伝"ではなくて、お客様へ届けるべき情報だと思うから。知ることで、もっと愛着を持てたり、満足感をもっと高めることに繋がると思います。このStand Tableを機に、他のアイテムやブランドに改めてスポットを当てて、こうしてnoteやwebページで、みんなの想いをもっと伝えていきたい!
(竹🙋‍♂️)僕は、Stand Tableをシリーズ化したいと思っています。Stand Tableに合わせるスツールやワゴン、照明も作りたいし、「ミニマルで機能的」という視点で、他のアイテムも展開したい。かっこよくないものをかっこよくできるアイテムを、作っていきたいです。
(出👨‍💻)今回は見送りになったけど、かっこいいゴミ箱、商品化できるといいな!(笑)

今回見送りになった脚付きのミニマルなゴミ箱も、今後シリーズの一つとしてリリースしたい。

広報・岡田

この記事が参加している募集

オープン社内報

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?