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「子育てロス」と「ペットロス」 重くなりやすい人と対策方法

先日、空の巣症候群(子育てロス) についての記事を読み、ペットロス(ペットロス症候群)になりやすい人と、同じようなことが書いてあったので、私なりに、紹介したいと思います。
子育てロスとペットロス、同じような。。。とうか、ロスに伴う悲しみは、多かれ少なかれ同じと考えていいと思います。
しかし、ここで取り上げる空の巣症候群、ペットロス症候群となると、通常の寂しさなどより、少し重くなる場合を指しています。



まずは

記事の内容をざっくり紹介 

空の巣症候群とは、子育てが落ち着き、子供との距離ができることで感じる喪失感やさみしさのこと。心身の不調を感じて抑うつ状態になる人もいる。

自分のことよりも子育てを優先していた人や、子育てを通して自己実現してきた人、コミュニケーションが苦手で人間関係の幅が狭い人が空の巣症候群になりやすい。

時期としては、子どもの進学や就職、結婚などをきっかけに同居しなくなる時期、同居していても、子育てに手がかからなくなる時など。

また、大学生や成人した子供の日程を常に把握しようとしていれば、空の巣症候群予備軍とも書いてありました。

空の巣症候群にならないためには

自分(親)の生活を充実させること。子どもの自立を促すこと。

自分よりも子供のことを優先してきた人は、優先順位を自分自身に変えていくことが重要となります。
例えば、趣味を始めるなど、自分のための生活を始めることで、親も子も、お互いが自立した関係性を築くことができるし、親が自分の人生を楽しんでいれば、自然と子供も自立するのではないでしょうか。

また、子供の巣立ちに伴い、配偶者の喪失感が強いようであれば「寂しい」「つらい」という気持ちをしっかり受け止めてあげること。その際、「いつまで泣いているんだ」など、否定的な言葉は逆効果となります。

本来は喜ぶはずの子供の成長ですが、「子供が離れていくことで、自分の存在意義が薄れていく」と感じることもあるようです。
子供の成長とは、段階的に親から離れていくものである。そして、子供の発達だけでなく、人は生涯発達するものであると認識し、自分自身のアイデンティティの変容について、知ることも大切ですね。

子供の発達段階ごとの特徴について

以上、空の巣症候群と、その対処法を簡単に案内しました。

では、

ペットロスとは


厳密にいうと、ペットロスは、ペットを失った状態のことを言い、ペットロス症候群とは、ペットを失った悲しみに伴う反応と言われていますが、現在は、大切なペットを亡くした時に表れる、悲しみ、辛さ、寂しさ、怒り、後悔など当たり前の反応を、ペットロスと言っている。

私自身、表現の違いにあまり興味がなく勉強不足なのですが、日常生活にも影響を与えるほど辛かったり、いつまでたっても、強い悲しみが続くなど、心身の不調を感じる場合は、「ペットロス症候群」と表現したり、病的な悲嘆反応、複雑性悲嘆などと言っているように思います。

ペットロス症候群になりやすい人

では、どのような人が、ペットロスがこじれてしまうのでしょうか。
それは、空の巣症候群と同じく、自分よりペットを優先してきた人。ただし、注意したい点として、人間の子供は、成長とともに、親が手をかけなくても生きていけるが、ペットは一生、人の手を借りないと生きられないと言う明確な違いがありますので、そこは忘れないようにしてください。

例えば、私は20代の頃に弟の猫をしばらく預かっていました。仕事の帰りに突発的に食事や飲み会のお誘いが入っても、「おなかを空かせた猫が待っている」と思うと、後ろ髪をひかれる思いで、帰宅するしかないのです。
時には、1~2時間帰宅が遅くなることもありましたが、そんな時は、腹を立てた猫に怒られたり、家の中を汚されていたり。

それでも、自分の中で、「ぎりぎり待たせても大丈夫な時間」を設けていた気がします。

一方、常にペットを優先してしまう人は、ペットがいるから、食事会や飲み会に一切いかないケースです。

これは、生活のすべてをペットに捧げている状態。
もしかしたら「私が居ないと、この子は生きていけないの」と、過剰に構いすぎている可能性もあります。

ペットだけは、裏切らない。
私は、ペットに必要とされている(過剰に感じている)
人づきあいがペットの関係者に限られている

冒頭で説明した、空の巣症候群になりやす人と似ていると思いませんか?

空の巣症候群とペットロス症候群 共通点


自分のことよりも子育てあるいは、ペットを優先していた人

・親が子離れが出来ないなど過保護になる
・ペットが人生のすべてで、過保護になる
(子やペットがいないと生きられないのは自分なのだが、自己投影として、子やペットは自分がいないと生きられないと思う)

子育て或いはペットを通して自己実現してきた人
自分が果たせなかった夢を子供に託し、子供以上に、親が夢をかなえるの に、必死になるケース
・恋人には、裏切られたが、ペットは裏切らないし、無償の愛をくれる
・優秀な子供が、周りから褒められると、自分が褒められた気になる
・ペットが周りから「かわいい」など、褒められると自分が褒められた気になる


コミュニケーションが苦手で人間関係の幅が狭い人

・子供関係以外の人づきあいがない
・子供と過ごす時間が大半で、夫や周りの人と過ごす時間が殆どない
・ペット関係以外の人づきあいがない
・ペットと過ごす時間が大半で、友人や周りの人と過ごす時間が殆どない


誤解しないでほしいこと

育児ロスもペットロスも、大切なわが子が、自分から離れてしうと感じれば、辛く悲しいのは当然です。なぜなら、そこには深い絆があるからです。
子供が、初めて保育園、幼稚園へ通うとき、泣いているお母さんが多いのは、子供の成長が嬉しいだけでなく、「分離不安」お別れの辛さですよね。子供の分離不安は耳慣れているかもしれませんが、お母さんのソレも分離不安です。出かけ際に、いつもの場所にペットがいないと不安になったり、ペットと離れて会社へ行きたくない。と思う方がいれば、それも分離不安です。

いくつになっても子もペットも永遠にわが子。愛おし存在です。

繰り返しますが、ロスしない人の方が少ないと思うので、寂しい、悲しい、辛い、眠れない、食欲減退など様々な症状が現れるても、それは、当たり前の反応なので、過度に心配する必要はありません。

ただし、日常生活が送れないほどの辛さなどは、少し病的な状態かもしれません。あまりに辛いときは、我慢せず、専門家に相談しましょう。

育児ロス・ペットロスにならないために


自分の時間を作る。人との関わりを増やす。子供やペットだけではなく、自分自身を大切にする(自分自身のやりたい事、自己実現を目指す)
辛い気持ちを我慢せず、周りの人に話す。

人とペット、親と子、それぞれの、より良い生活を目指す事が大切です。

子供やペットの幸せは親や飼い主の自己犠牲ではないですし、親や飼主の勝手で、子供やペットに辛い思いをさせてはなりません。
もし、我慢させる必要があるなら、ちゃんと話合い、代替案も考えて、ちょうどいい解決策を見つけられると良いですね。

余談ですが、我が家は今、マンションのあちこちでコンクリートに穴を掘るような工事をしています。
一緒に暮らすチンチラ(けだま)は、音に敏感で、体調を崩したり、一日中、怖がってへっぴり腰になることがあります。
この1か月、実家の父の体調不良などもある中で、けだまの為に防音対策や、一時避難先など、調べ、問い合わせし、あちこちに相談するも、得策が見つからず。
とりあえず、防音対策はしていますが、来月いよいよ室内の壁を壊したりするので、悩み続けています。

人によっては、「大げさ」「過剰」と感じるかもしれませんが、ペットの安心・安全な生活を確保するのも飼い主の役割だと思います。
出来る範囲で、少しでも、体調を崩すことなく過ごせるよう考える。
ただし、過剰ではないこと。
先日、やっと見つけた、マンスリーマンションは、通勤に不便な場所で、40万円台でした。我が家にとっては、ちょっと現実的ではない物件だったので諦めました。ペットホテルに預けるか、工事の時に少し外に連れ出すか、夫と相談を重ね、けだまにとって、ストレスが少ない、ちょうどよい解決策を見つけたいと思います。


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