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ペットロスセミナーを終えて



一般社団法人日本チンチラ協会「チンチラペットロスセミナー」の開催レポートがホームページに掲載されました。

参加者さまの感想も少し掲載しておりますので、ご興味ある方は、以下よりご覧ください。

今回も涙をこらえることができませんでした。

前回はチンチラ・ライフ・リテラシーとして、知識を得るために、参加された方が多かったと思いますが、今回は、喪失体験をされた方も複数名いらっしゃいました。詳しくは書けませんが、皆さまが、どれほど愛し大切にしていたか。。。もちろん全て理解することはできませんが、私自身も共に暮らすチンチラのけだまは、かけがえの無い存在ですので、喪失の痛みが伝わり、涙をこらえることができませんでした。

ペットロスセミナーに参加すると悲しい思いをするの?

大切な家族(ペット)とのお別れは、本当に辛い経験だと思います。想像しただけで、泣けてくる方も多いのではないでしょうか。
だからこそ、「わざわざ、辛い思いをしたくない」と、参加を希望しない方もいらっしゃると思います。
また、実際に喪失体験をされ、悲しみに暮れる方の話を聴くこと自体、「悲しすぎて無理」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

大切にする思いが大きければ大きいほど、お別れを考えただけで苦しいですよね。私もそうです。

しかし、少し見方を変えてみると。。。お別れの辛さを話すことは、同時に、「これだけ大切に思っていたのよ」と愛の告白でもある。と思いませんか。

悲しい、苦しい、辛いという感情だけではなく、お別れしたペットに対する気持ちを素直に話して頂ける場だと思います。

皆さまが、どのように感じるかはわかりませんが、私は、自分がどれほどペット(チンチラのけだま)を大切に思っているか、毎回、思い知らされます。

お別れ前の方

いつか来るお別れは、考えたくないですが、命あるもの、いつかお別れの時はおとずれます。その時に後悔しないように、日々の暮らしを大切にする。そのことを意識する良い機会でもあります。

「お別れを考えただけで、泣いてしまう私ってへんなの?」と、思っている方は、「自分一人じゃない、皆も同じ思いなんだ。」と、少し安心するかもしれません。
また、ペットロスについて理解することも、役立つと思います。


悲しみの淵にいる方

大切な大切な、その想いを、軽々しく扱われたくないし、誰にでも話せるものではないと思います。話す事すら、辛い。人の喪失体験、ペットロスについて、聞くのも辛い(思い出しちゃう)方もいらっしゃると思います。

それでも、ご自身と同じように(全く同じではないですが)ペットロスに苦しんでいる方の話を聴くと、「自分だけじゃない」と思えるかもしれません。同時に、大切な想いを聴いてもらう(受容される)体験は、気持ちが少し落ち着いたり、安心感を感じるかもしれません。

人の話を聴く体験

日常的に、私たちは、家族や友人などの悩みや愚痴を聴いたりしますよね。そして失恋、失業、死別などの喪失体験についても。
ただ、「会話」だと、相手の話をしっかり聞くだけでなく、良かれと思って、励ましや助言、時には叱咤激励をしているかもしれません。

ペットロスセミナーの座談会では、「心を傾けて聴く」ことを体験すると思います。なぜなら、大切な想いであることを、よく理解しているからこそ、「しっかり聴こう。」と、自然と受け止める姿勢になるからです。

また、セミナーでは、励ましやアドバイスはしない約束になっています。
ただただ、思いを聴く。それを聴いて、何か感じたことがあれば、話す。
ただ、それだけです。

過去セミナー参加者の感想

これまで開催したセミナーへ参加された方からは、参加して良かった。と、仰って頂くことが多いです。
中には、過去の喪失体験を思い出し、久々に泣いてしまった。と言う方もいらっしゃいますが、ほとんどが、嫌な経験ではないようです。

思い出せて良かった。
今だから、あの時のことを受け止められる。
忘れていたけど、こんなに大切に思っていたんだな。

など、感想を頂いております。

終わりに

もちろん、せっかく落ち着いていたのに、また、淋しさや、愛おしさが募り、辛い。と、感じてしまう方も、いるかもしれません。
でも、その想いを全て吐き出すことも、ペットロスを癒すには必要なのです。

時間の経過と共に、悲しみは癒えてくるものですが、個人差があります。
時間が経ってしまうと、悲しみを話しにくくなる事もあります。

だからこそ、ペットロスセミナーでは、座談会を設けて、皆さまが、安心して、その想いを吐き出せる場所にしたいのです。

そして、参加した皆様が、気持ちを分かち合うことで、
聴いてもらった。だけでなく、聴いてあげる。体験も、して貰い、誰かの役に立てた。と、思えれば、辛い経験や、その想いにも、何か意味を感じるかもしれません。


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