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他人の不幸は蜜の味をした毒リンゴ

大人って自由なはずなのに、子供の頃のように毎日がキラキラしなくなってきますよね。


むしろ、地味で地道な生活の繰り返し。


退屈な日常が続いていく。


刺激が足りない・・?


だから他人の不幸は蜜の味、なんて言葉もあるんでしょうね。


噂話だったり、ドロドロなドラマにハマったり、不倫したり。


ちょっと悪いと分かりつつ毒気のあるものって妙な魔力があるんでしょうかね。


「自分と向き合う」ことってしんどいですし


自分の嫌なところなんて見たくなくって、ついつい他人の中に探しちゃったりする。

で、密かにホッとする。


だから案外、優しそうなフリして「悩みを聞くよ、なんでも言って」なんて積極的に言ってくる人って、不幸好きな人だったりします。


無自覚に不幸のネタを探していて、自分を満たそうとしていたりします。


無自覚なのは面倒です。

むしろ「善意」だと勘違いしていたり、「あなたのために」とか「あの人を正そうとしなければ」のような歪んだ自分なりの使命感を持っていたりする。



善人の仮面でカモフラージュされているところが、ちょっとしたホラーです。


昼ドラや韓国ドラマに負けないドロドロさです。


「鏡よ鏡、この世で一番・・・」怖いのは・・あなたです。


目の奥が笑っていませんよ。



遠い世界の昼ドラやドロドロな韓国ドラマで憂さ晴らしをしているくらいならいいけれど


身近な人で埋めようとする人からは、離れた方がいいです。



良くも悪くも目の前の生活に必死だったり、何かに夢中で忙しい人は

自ら積極的に他人の悩みを聞きにいきません。



何かに必死になるほど困っていなくて

そこまで夢中になれるものもなくて

なんとなく不幸で退屈なところにそれらは生息しがちです。



曖昧な不安や欠乏感が強い時、自分の闇(見たくない自分)から逃げたい時は、卑屈な手段で上に立てる事を探して彷徨います。



自分で痛い思いをしなくて無傷でいられる上、


満たされている錯覚を起こせて、ちょっと上から善人のポジションでいられる。


苦労せずとも一粒で二度美味しいんです。


やめられないですよね、自分に甘い人ほど。


手っ取り早く心の安寧という快感物質を得られる中毒症状みたいなものです。


ずーっと甘い蜜だけかじっていたいから、蜜を探しにいくんです。


まさに「他人の不幸は蜜の味」


食べれば食べるほど、病んでいく毒リンゴなのにね。




「良薬は口に苦し」を知っているまともな人は、甘い蜜ばかり食べていたらどうなるか気づきます。


甘い蜜にも注意するし、わざわざ好き好んで他人の毒リンゴ(悩みや不幸話)を食らいにも行きません。


食べたら具合が悪くなるのを知っているから。



心を病む人と多く接している精神科医の先生は、気をつけていないと病みやすいと聞いた事があります。


専門家ですら、人の心を扱う事は大変だということです。


相手の生育環境も影響してくる、デリケートで複雑で取り扱い注意なパーソナルの部分に踏み込むことって、思っているより危ない事です。



苦労人は身を持って分かっています。


退屈な日常という名の平穏無事な日々が続く幸せが、どんなにありがたい事なのかを。


苦痛を伴う刺激はしんどい、という事を。



「事実は小説より奇なり」で、


生きてりゃ、色んなことがある。


本当に辛い時にありがたいのは、余計な事を言わず寄り添ってくれる人だったりします。


痛みを知っている人は、興味本位で首を突っ込みません。


安易な言葉で上からアドバイスもしません。


本人にしか乗り越えられない事、痛みを伴った人でしか得られない気づきがあるから。


「ノーペイン、ノーゲイン」です。



痛みを乗り越えてきている人は


相手への適切な距離感を測ってお互いの尊厳を保ってくれます。


必要なサポートはしても、余計なお節介はしません。


人って一人では生きられないし、不安になる時や助けが必要な時は誰にでももちろんある。


ちょっと愚痴を聞いてもらっただけで気分が軽くなることも、たくさんある。


愚痴は少量ならば治癒薬にもなるけれど、いきすぎるとお互いにとって毒にしかなりません。



だから、人を表面上で「優しい」「冷たい」と判断することはしない方がいい。


悩みを聞いてくれるからといって優しい、聞いてくれないから冷たい、という単純なものでもない。


優しいようで、優しくない。

冷たいようで冷たくない。

なんて事はよくあること。


親切そうな素振りが得意で、いざという時に中途半端な向き合い方しか出来ずにかえって傷つける人もいます。


騙されないでね。甘い言葉に。


お節介には要注意。




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