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東南アジアの中のマレーシアの立ち位置

先日マレーシア代表としてインドネシア、ジャカルタで行われた日本人のサッカー大会に参加をしてきた。東南アジアの国で似ていると思われているインドネシアとマレーシアではあるが、今回の旅行を通じて大きな違いを感じた。

果たしてマレーシアは本当に東南アジアの中でも過ごしやすい国なのか。
なぜ観光地としてそこまで知名度が高くないままなのか。
ジャカルタと比較したときのマレーシアについて。

これらの事をこの記事で書いていきたい。



ジャカルタの経済成長と雰囲気などの違い


ジャカルタは日本の都心部やクアラルンプールと同様にかなりの高層ビルがあり、経済的に発展していることがわかる。また、東南アジアナンバーワンの渋滞と言われている通り交通量もかなりあり、マレーシア以上に感じた。アプリでタクシーを呼ぼうとしてもかなり待たされることがあった。

空港に到着した際、雰囲気はマレーシアと似ているように感じたが、街中に行くとかなり違った。マレーシアよりも日本のお店の数や清潔さがジャカルタはかなり上に感じた。物価に関してはマレーシア全体と比べると比較的同じように感じたが、クアラルンプールよりは安く感じた。さらに現地の人に関しても暖かく感じた。タクシー内でも気軽に話しかけてくれたり、聞いたことに対して的確に答えてくれるなどかなり暖かく感じた。

これらの事から、交通量を除いてはジャカルタはかなり過ごしやすい場所であると感じた。




なぜマレーシアは良くならないのか


ここまでジャカルタとマレーシアの違いやジャカルタの良いところを書いてきたが、ある疑問が浮かんだ。

同じ東南アジアの国であるジャカルタがマレーシアと比べてここまで良く感じるのか、なぜマレーシアはここまで良くならないのか

この疑問の要因の1つとなっている物が、人柄と民度であると感じた。人の温かさや勤勉さがジャカルタの街中の清潔さや過ごしやすさにつながっているように感じた。一方マレーシアは東南アジアの中でも複数の宗教など多様性がある国と言われているが、なんでも許される雰囲気やダメなことをダメと言わない雰囲気があるため誰も気にしない。誰も直そうとしない。

それがマレーシアが東南アジアの国の中で発展しているのにも関わらず、遅れているように感じる原因だと考える。

ではこれらの事を修正するにはどうすればいいのか。一番手っ取り早いのが、法律だ。街中のゴミや禁止すべきことなどを法律にして、破れば罰金のようにわかりやすくするのが一番の近道であると考える。なにか悪い事をしても何もない、注意されるだけ。これでこの国が良くなるようには思えない。




まとめ


海外移住先としても有名であるマレーシアだが、東南アジアの他の国々と比較したときに果たして本当に過ごしやすいのか。そして、他の東南アジア諸国と比較した時の良いところと悪いところ。さらには、経済的に発展しているはずのマレーシアなのになぜ観光地としてそこまで知名度が高くないままなのか。それらの原因について今回のジャカルタ遠征の中で個人的に感じた事をここまで書いてきた。

個人的には、人柄や民度的にマレーシアがここから良くなるのはかなり難しいと考える。そして現在の状況を危機感を持って感じている人が少ないため、法律などで強制的に直すくらいしか思い浮かばないのが正直なところだ。マレーシアに身を置いて学業に取り組んでいる自分からすると今よりも観光地としてのマレーシアやマレーシア留学の良さが伝わってほしいと思っているが、一方で日本人にとってベストな選択として勧めることが出来ないのに歯がゆさを感じている。

これからの残り少ないマレーシア生活の中で、感じたことや伝えたい事を出来る限り第三者目線で書いていきたい。


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