「今夜はブギー・バック」が30周年ですってね
ということを、先日ラジオで聞きました。
日本のポップ/ヒップ・ホップにおけるエポックとなった曲だということくらいは知ってますよ私だって。
とはいえ、私がちゃんとこの曲の「nice vocal」ヴァージョンを聴いたのは10年くらい前、その頃住んでた父の家のレコード棚にこの箱を見つけた時だったっす。
あら珍しい、父ちゃんオザケンとか聴くようなラブリーな趣味だった?
と尋ねると、どうやらこのセットのパッケージやリーフレットなどを企画制作した方がお友達だそうで、完成記念に下さったそうです。いい人。
それからしばらくして公開された、大変話題になったこの映像でも耳にしました。
♪ ”BEAMS40周年記念『今夜はブギー・バック』で観るTOKYO CULTURE STORY” by Various Artists
私としては山塚アイさんと野宮真貴さんとスーパーカー目当てで試聴したわけでありますが、やっぱり広く愛されている楽曲なんだと実感した次第です。
BEAMSさんと制作スタッフさん、ありがとう。
一説によると、セルフ・カヴァーも含めると100曲に迫るカヴァー・ヴァージョンがあるそうですねこの曲。すげぇ。
私が尊敬する電気グルーヴが結成25周年記念ライヴでスチャダラパーと演ってくれた「smooth rap」ヴァージョンが、個人的ベスト・ワンかな。
悲しいかな、公開されている映像を見つけることができなかったっすマジ泣けたっす。
かわりにと言っちゃなんですが、当時17歳の宇多田さんがめちゃくちゃ楽しそうに歌ってる音源があったっす。
♪ ”今夜はブギー・バック (LIVE)” by 宇多田ヒカル feat.スチャダラパー
コテコテのグラウンド・ビートが当時のムードを高めますね。
宇多田さん、カワイイなー。
それからご本人たちが「↓こんな曲を作りたかった」と参考にしたのは後に知りました。
♪ ”Cake & Eat It Too” by Nice & Smooth
いわゆるインピーチなビートが見事に共通しててステキ。
当時さかんにサンプリングされた、王道ブレイク・ビーツと言えますね。
さらに歌詞の中には、スカル・スナップスやアン・ヴォーグ、エムトゥーメイやダズ・バンドなど、たくさんの先達の曲名が盛り込まれていたりして楽しいっすよね。
ムードとしては、ご本人たちが仰るように90年代から見た70年代へのオマージュだったのが感じられます。
なにせこちとら「ブギー・バック」といえばこの曲、という環境で育ってしまったのが運の尽き。
♪ ”The Boogie Back” by ROY AYER'S UBIQUITY
ともあれ来月には30周年記念ライヴも行われるそうですし、噂に聞く新曲「ぶぎ・ばく・べいびー」ってどんなんかな?
では最後に、Kawaknownさんのお見事!と言うほかないマッシュ・アップをどうぞ〜。
これ、私の周囲の40代以上の方にバカ受けでしたとさ。どっとはらい。
♪ ”接吻とブギー・バック—オリジナル・ラブ vs. 小沢健二 feat. スチャダラパー” Edit by Kawaknown a.k.a. Undercurrent Bootleg
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