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垣根を越える一歩を踏み出す

不登校親の会に参加。

会の存在は知っていたが、教員が親の会に参加しても良いのだろうか?と思い悩み、参加することに躊躇してしまった。

けれど、最近大学時代の恩師の訃報を知り、私の教育の原点は不登校支援だと改めて気付く。私は大学4年生のときに教員を志した。そのときに不登校支援活動に参加し、家庭教師や居場所のスタッフをさせてもらった。その経験が今に生きている。恩師とのかかわりに思いを馳せる。

そうだ。迷っている場合ではない。親の会に参加させてもらった。

不登校の子を持つ親の葛藤を聞き、心が揺さぶられる。教員は卒業後の生徒の姿を知らない。けれど、親はその子と共に生活を続けている。これまで、見てこなかった世界を聞かせてもらった感覚になる。自分にできることは何だろうかと自問自答する。

会の運営者の方に「初めて教員の方が参加してくれたよ」と言ってもらえる。立場の垣根を越える一歩を踏み出すことが、子どもを支えていく関係性を作り出す。一歩ずつ進んでいきたい。

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