見出し画像

【映画】福田村事件 感想

今日は福田村事件を観に行ってきた。
福田村事件とは、関東大震災の際に、香川県の行商集団が千葉県福田村にて朝鮮人と間違えられ、虐殺された事件のことだ。

私は、この映画の告知を見るまで福田村事件のことを知らなかった。数ヶ月前に映画の告知を見たときに、この映画は社会科教員としては知らなければならない!と思っていたので、ようやく念願が叶った形となった。

映画を観た感想として、この事件は現代でも、起こりうるものだと思った。そして、それは他人事ではなく、いつ自分が加害者側になってもおかしくないような。そんな恐ろしさを感じる映画だった。

人々の群集心理。異様(ここでは、朝鮮人や部落出身者)への差別意識。自分の村を救わなければならないという使命感。不確かな情報を信じてしまう状況。

現代でもこのような事件がいつ生まれてもおかしくない。
そのときに、自分はどうする?ということを突きつけられたような気がした。

間違ったことに対して、冷静に判断して「No!」を突きつけることができる自分でありたい。果たして、自分はできるのか。そんなことを思った映画でした。

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?