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全国の日本酒を1合サイズからー「ICHI-GO-CAN®」長谷川さんに聞く、自分の好みを見つける楽しみ

気軽に試せる1合(約180ml)サイズの地酒を提供する日本酒ブランド「ICHI-GO-CAN®」。日本の生産者と消費者をつなぐことをテーマに食と農の課題に取り組む株式会社Agnaviの長谷川さんに、日本酒の魅力と楽しみ方を伺いました。

長谷川英里さん
株式会社Agnaviのデジタルマーケティング担当。企業の研修の一環として金融機関から株式会社Agnaviに参画し、ICHI-GO-CAN®の販促とマーケティングを担う。

いろいろな銘柄の日本酒を気軽に試せる1合サイズ

—ICHI-GO-CAN®の事業を始めた経緯を教えていただけますか?

長谷川さん:
弊社は、はじめての取り組みとして、クラウドファンディングで56蔵の酒蔵さんの支援を行いました。その中で支援者の方々から「4合瓶(約720ml)は、家庭で消費するには多すぎる」という声があがっていたんです。

そのご意見を参考に、少量ずつの販売に需要があるのではないかと考えました。

—たしかに、よく飲む人でなければ4合瓶はちょっと多いかもしれませんね。

長谷川さん:
日本酒に興味はあるけれど、ハードルが高いと感じている人が多いようなんです。「よくわからない」「失敗したくない」という気持ちが先に立ってしまうようで。

1合サイズなら気軽に試せるので、いろいろな銘柄を飲んでみて自分のお気に入りを探していただきたいと思っています。

—酒蔵さんの支援は、どのような経緯で始められたんですか?

長谷川さん:
全国の酒蔵のOB・OGの6割以上が東京農大出身で、弊社代表の玄も東京農大出身です。在学中に起業し、オリジナル日本酒「農学原酒」の開発に取り組んでいました。その頃からのつながりですね。

玄は食のバリューチェーンを広げたいと考えていて、「生産者に多様な選択肢を」という目標は現在のAgnaviにも受け継がれています。

—ICHI-GO-CAN®に対して、酒蔵さんからの反応はいかがですか?

長谷川さん:
守るべき伝統や文化はしっかり守りつつ、ツールや伝え方は変えていかなくてはいけないと考えている酒蔵さんが多く、賛同をいただいています。

酒蔵さん自身で設備をそろえて缶での販売に取り組むのは負担が大きくても、缶への充填や販売をAgnaviが担うことで、一緒に日本酒を盛り上げていきたいです。

全国150種類の地酒のバリエーションを楽しめる

—ICHI-GO-CAN®で取り扱っている日本酒は、全部で何種類くらいあるんですか?

長谷川さん:
日本全国の150種類以上の地酒を取り扱っています。これからもっと増えていく予定です。

—それぞれ味や香りが違うんですよね。

長谷川さん:
そうですね。それぞれの酒蔵さんがプライドを持って作っている部分なので、米と水と麹でどのくらい味に幅が出るのかをぜひ楽しんでみてください。

一般的に日本酒の味わいは「辛口/甘口」で表すことが多いですが、一口に「辛口」と言っても思い浮かべている味は人それぞれだと思うんですよ。飲みやすいものを「フルーティ」と言うこともありますが、フルーティのなかでも、味わいや香りは様々です。

実際に飲んでみないと分からないことも多いので、ICHI-GO-CAN®が皆さんのお気に入りを探すお手伝いをできればうれしいです。

—パッケージに「純米大吟醸」「純米吟醸」「大吟醸」などと書いてありますが、これは何が違うんですか?

長谷川さん:
「純米」と書いてあるのは、原料に醸造アルコールを使っていないものです。「吟醸」か「大吟醸」かは、精米歩合によって変わります。精米歩合50%以下が大吟醸です。

精米歩合が低いほどお米を磨いて削っているということで、一般的にたくさん磨いたほうが味わいがすっきりすると言われています。

—飲み方のコツはありますか?

長谷川さん:
冷やしても温めてもお楽しみいただけます。熱燗にする場合は、缶のままお湯に入れて温められるので便利です。

こだわるのであれば徳利などに移し替えたほうがもちろんいいのですが、そういう気分じゃないときや疲れているときも簡単にお楽しみいただけます。

日本各地の食文化と魅力を世界へ

—grow up commonsに出店してみようと思った理由は何でしたか?

長谷川さん:
ICHI-GO-CAN®はまだまだ知名度が足りないので、東急の駅から近くにぎわっているこの場所で情報発信をしたいと思って出店を決めました。

—地域の皆さんに発信したいのはどんなことですか?

長谷川さん:
日本酒は地域と密着したものなので、お気に入りの日本酒が見つかったらその地域の文化にも興味を持っていただけるといいなと思います。旅行のお供にも、その地域の日本酒を持って行ってほしいです。

—最後に、今後のICHI-GO-CAN®やAgnaviの展開について教えてください!

長谷川さん:
弊社は日本の生産者と消費者をつなぐことをテーマにしているので、埋もれてしまっている食文化や地域の魅力を掘り起こして、発信していきたいと思っています。

大きいところで言うと、飲食を通してみんなが元気になればうれしいです。そろそろみんなで飲む楽しみを思い出してもいいんじゃないかと思っています。

国内はもちろん、日本酒は世界でも人気なので、世界的に盛り上げていきたいですね。


「ICHI-GO-CAN®」Instagramはこちら

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