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MP78_ワーママ様になっていないだろうか

「ワーママ様」という言葉をご存知だろうか?
Twitterなどで、働く子もち女性に対して批判的な意味合いで使用されている。

初めて見た時は胸が痛んだ。。。
私自身も仕事をし、家庭では小さな子どもたちを抱えているまさに「ワーママ」だからだ。

ワーママに自ら希望してなったが、なってみるとやっぱり大変。
仕事と子育てを両立させることは、しんどいと感じることがとっても多い。

ふとした時に、心の余裕を持てていないと、Twitterで見るような周りの方が困っていることに、気づけないこともあるのだと思った。

よく話題に上がっていた事例から、どのように働いていくのか、何をすべきかを今一度考えてみた。

♦️ 【ワーママ 様】と言われないように注意すること

職場での雑談

ワーママは雑談内容が、家庭のトピックによることが多い。
子育ての大変さ、日々の葛藤や苦労、あるあるの話など。
しかし、この辺りの話は、好まれないこともあるようだ。

そもそも仕事をしに行っているので、雑談がまず多すぎないようにしないといけない。加えて少しの雑談だったとしても、フォローしてもらうことが多い立場より、「話している暇があるなら仕事をして(フォローしているこちらの身にもなってみて)」と、悪目立ちしてしまうのかもしれない。

ワーママは(ワーママだけではもちろんないのだけれど・・・)毎日仕事中も、家の中でも追われている。一息つくことが難しい。息切れしている人が続出。1人になれる時間は家の中ならトイレの数分程度。(家では子どもが外で泣いていたり、トイレに入ってくることも多い…)

こういう状況で心身共に疲れがち。「職場でもそうだけで私は家でも大変なの、わかってほしい・・・」という気持ちが溢れてしまい、雑談中に自分の大変さを暗に含んでしまうのかもしれない。

これらは、無意識のうちに起きてしまうから怖い。全く話す気もなかったし、悪気もないのだ。会社にはもちろん大人しかいない、会話に付き合ってくれる人も多い、だからつい話してしまう。(愚痴気味に・・・)

けれども、フォローしている人からしたら「それより前に、こちらへの感謝が先なのではないか」と、そんな話を聞いたら言いたくなるだろう。

そもそもちょっとしたことを話す際に、自分自身のメイントピックが家庭のこと以外は枯渇してしまうことも多いのかもしれない…かくいう私がそうだ。日常の話題は子どもたちのことが多くなってしまう。

しかし、あくまでも職場。そのような自分の気持ちを聞いてもらう場でもないので、話す内容は暗に何かを漏らしてしまうようなことになっていないか、注意しておく必要があると思った。

普段から、この手の会話ができる場を職場以外に積極的に作るようにしておかないとと感じた。また、時間を作ってでも自分の発散の場を持つ。

(個人的には、ランチを豪華にしたり、ちょっとしたスイーツや美味しいコーヒーを買ったり、食の面で癒しの場を作り、会話については同じ状況の友達と一緒に定期的に雑談しながら家事をしている)

助けてもらっていることについて気付く・感謝を行動で表現する

普段職場ではお互いがフォローし合っている。
その中でも、ワーママは突発的にフォローしてもらうことが多い。

  • 子どもの熱が出て欠勤しないといけない、しかしその日は他社への資料提出期日だった・・・

  • 協力して作成しているプロジェクト、ミーティングで部署代表として進捗報告をしないといけない日だったのに・・・ 等

このような状況下のフォローは周りの人も、忙しい中事前に予測もつかず、残業になったりすることもあり、フォロー側も、仕事のタスクもそうだが精神的にも葛藤が多い。

  • 残業になったから今日のお友達とのお食事会をリスケしないといけない・・・

  • ただでさえ自分の締め切りに追われているのに・・・

こんな背景もあるのかもしれない。

ワーママ側は、「子どものことでどうしようもないのに、職場の人には白い目でみられて謝ってばかりで辛い・・・」と葛藤している。致し方ないことを理解して欲しいと思っている。

お互い反発する方向に気持ちが向いてしま意がちなのだろう。

フォロー側は、「同じ給料なのに急遽休んだりできていいよね。こっちはあなたのせいで進むものも進まないのに腹が立つ。仕事1人分として換算できないよ。」と思うこともあるだろう。仕事を任せても任せられない、最後の尻拭いをなんで私がしないといけないの?とプレッシャーもあると思う。

ちょっとしたことで、関係性が悪化しやすい。

上記の特徴を踏まえて、仕事のやり方を考えておかないといけない。
どの職場にも潤沢に人材がいるわけではない。
ワーママだけではなく、他の人も自身の体調不良や、身内の介護など、いろんな面でフォローを急遽してもらうことが出てくると思う。

どんな人も急遽の事態を意識して仕事の段取りを考えておく必要がある。

  • 仕事の細かい進捗は定期的に報告をしておくこと

  • 期日に終わらせる仕事がないようにすること(前倒しでやること)

  • どう考えてもできない仕事は、引き受けないこと

  • ちょっとしたことを積極的にフォローしていくこと

ワーママが無理をすることは、職場はもちろん家庭環境にかなりの影響を与えるからそこも注意。1人で仕事の負担を抱えていると、時間さえあれば解決できたことが、できなくなる。
かといって、仕事を選びすぎるのも良くない。この塩梅が難しい。

よく陥る思考・・・仕事で葛藤をして、イライラしていると家族に対しての当たりも強くなってしまう。そんな自分に罪悪感、何のために仕事をしているのか自問自答する。それは職場がフォローしてくれないからだという負の思考ループに入る。(実際はたくさんフォローをしてもらっているのに)

感情的になる前に、打てる策とよくあるパターンへのイメトレ・準備をしておく必要がある。

  • 子どもの熱対策 → どうしても休めない場合は、病児保育可能保育園を複数探しておく(当日すぐに予約を取れるところが少ない)、またはベビーシッターや区のサポートなど確認し、事前に活用しておく

  • 仕事対策 → 自分でしかできない仕事の棚卸し、急遽の時にどう動くのかどのプロジェクトに対しても事前に職場で段取りを確認しておく(ただ、大々的にはできない、さりげなくする)

何でこんなことをしないといけないんだろう・・・は周りへの気遣いのやり方を問われているのかもしれない

  • 妊娠って病気じゃないって言われるけど、何でこんなにつわりが辛いの・・・仕事できない・・・

  • 子どもが熱を出したのは、私が悪いのではないのに、なぜ謝らないといけないのか・・・

  • 何でこんな大変なのに分かってもらえないのか・・・

  • 子どもを出産するたびに白い目で見られるのが辛い・・・

周りからも良く聞く話。ワーママの葛藤。
何で私がこんなことをしないといけないんだろうって思うことはすごくわかる。

ただ、余裕がいつもある職場はない。
何故だか忙しい時に、突発的なことって発生しがち。
だからこそ、謝ったり、気を遣ったりはワーママであろうが、なかろうが同じように配慮することだと思う。

ワーママになると思っているより心が追い詰められている。
ふと離れてみれた時、周りも同じように大変であることがわかり、みんな同じなんだと気付く。

お互いに、イライラするのではなくてそんな時こそ気遣いとしてどんな行動や、言葉を使えるか、考えられるスイッチを自分に持っておきたい。


長く書いたのだが、あまりまとまらず・・・

職場で葛藤した時は、Twitterで「ワーママ様」を自ら検索して、相手の立場や視点を学んでいる。自分がワーママ様になっていないか、チェックしている。(すごく胸は痛いのだが、だんだん冷静になってくる感じで見てる)

働くことと、子育て。
どういう風に共にやり遂げていくか、これからも私のテーマ。


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