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【5分要約】Vol.2_チーズはどこへ消えた?


こんにちは、GOMIE(ゴミー)です。

今回取り上げる本は、累計2500万部。
世界的ベストセラーの『チーズはどこへ消えた?』です。

「たった1時間で読めて10年間役に立つ、永遠のロングセラー」と評され、
日本ではあの大谷翔平選手なども「愛読している本」と絶賛しています。
今回も5分で読めるように要約していきます。


■著者情報
スペンサー・ジョンソン (Spencer Johnson)
アメリカの医学博士・心理学者・作家


・ハーバード大学医学部卒業後、心臓ペースメーカーの開発に携わる。
・大学や研究機関の顧問を務め、シンクタンクに参加する一方、医学・心理学の著書を多数発表。
・「チーズはどこへ消えた?」は1999年度全米ビジネス書第1位。日本でもベストセラーとなった。


◆「チーズはどこへ消えた?」の結論

本書の結論を一言で言うと、
「変化を恐れるな、最も怖いのは現状維持」 ということです。

ネズミや小人が出てくる可愛らしい童話なのですが、
自分の生き方について深く考えさせられる哲学的な内容になっています。

「変わった方がいいのは頭で分かってるけど、勇気が出ない」

そんな悩みを抱えるあなたに、本書は優しく、かつ力強く背中を押してくれます。

この記事では、本書のあらすじとその内容を踏まえて、
具体的にどうしたら変化できるのかというところまで解説していきます。

◆あらすじ

物語の内容は、小人2人・ネズミ2匹が迷路の中でチーズを探して暮らしているというお話です。
そして、このチーズや迷路はそれぞれ以下のような物の例えです。

チーズ:人生で求める物(お金、仕事の成功、恋人、人脈 など)
迷路 :求める物がある場所(会社、家庭、社会全体 など)

また、本書の登場キャラもご紹介します。

①スニッフ(ネズミ)      ②スカリー(ネズミ)

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ネズミチームの性格をひとまとめで言うと、行動派です。
小人に比べると頭が良くなく、分析より即行動するタイプです。

③ヘム(小人)

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ネズミに比べて小人チームは慎重派で、中でもダントツの慎重派がヘム。
変化して一層マズイ状況になることを常に恐れ、何かと理由をつけて行動しません。

④ホー(小人)

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同じく慎重派ですが、怯えながらも変化しないといけないと思っています。
何度も自問自答を繰り返しながらも、勇気を出して次の一歩を踏み出すのが彼。最も感情移入しやすい主人公的存在です。


物語の中では、このネズミと小人が迷路で、毎日ヘトヘトになるまでチーズを探し求めています。
そんなある日、幸運にもチーズステーションCという大量のチーズがある場所に辿り着くのです。
必死に探していたのでみんな大喜びです。

それ以降はチーズに困らない勝ち組的な状況になり、毎日とりあえずチーズステーションCに行き、チーズにありつくという安泰な日々を送っていました。

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しかし、しばらくするとネズミと小人の行動に変化が表われます。

小人チームはどハマりしてしまい、また頭も良いのでチーズの近くに引っ越し、朝はゆっくり起きて昼からチーズを食べに行くようになりました。

一方のネズミチームはチーズは食べつつも、変わらず迷路の探索を続けていました。毎日何か変化はないか、状態を確かめながらチーズを食べていたのです。

このように対照的な生活を送っていたある日、事件が起こります。
なんと、大量にあったチーズが、突然何事もなかったかのように消えてしまうのです。

この時、ネズミと小人はどう反応したのか。

まず、ネズミチームは驚きませんでした。
慢心せず常に状態をチェックしていたため、チーズの異変に気付いていました。
「なくなったなら仕方ない、どこかに新しいチーズがあるはずだ」とすぐに迷路に旅立つのです。

一方の小人チームは、驚きと悲しみで大騒ぎです。
「チーズはどこへ消えた?」「なんでこんな目に合うんだ」と嘆き続けます。当然、どれだけ嘆いてもチーズは戻りません。
そして、チーズは本当になくなったのかという意味のない調査まで始めます。

さらに、再びチーズ探しに行ったネズミを小馬鹿にします。
「自分たちはネズミではなく賢い小人なのだ」「明日こそチーズは戻るはず」と。

しかし、しばらく経った後に、また新たな展開があります。

小人チームでもまだマシな方のホーが、迷路に旅立つ決断をするのです。
相方のヘムに「もしチーズを見つけられなかったらどうするんだ」と否定されながらも、無くなった物にしがみ付いても、何も変わらないと気が付いたのです。

最終的にどうなったのか。

結論、迷路に飛び込んだネズミチームとホーが成功。
「もうチーズはどこにもないんじゃないか」という恐怖に怯えながらも、
最後にはチーズステーションCと比べ物にならないほど大量のチーズがある場所に辿り着くのです。
一方、最後までしがみ付いたヘムがどうなったかは誰も分からない。

ざっくりこんなお話です。
可愛らしい童話ではありますが、自分の性格や人生と照らし合わせると、
色々と考えさせられる内容ではなかったでしょうか。

◆変わるために必要なこと

本書の内容も踏まえて、変わるために必要な具体的なアクションを3つ解説します。

1.付き合う人を考える
小人のホーはヘムの近くにいたことで、実際に行動に移るまでにかなりのロスをしました。
このように、不安な時に恐怖心を煽られることは、パフォーマンスを著しく阻害します。
個人差はありますが、人は誰しも周りの環境に影響されてしまうのです。

逆に、挑戦心に満ち溢れた人に囲まれていれば、自分の価値観もそのように変わります。
まずは、何か頑張っている人に興味を持って話を聞いてみるなど、小さな事から始めてみて下さい。

2.最高のシナリオを繰り返しイメージする
2点目は、チーズが消えた時のネズミチームの第一声「どこかに新しいチーズがあるはずだ」のように、挑戦して得られる最高のシナリオを何度もイメージすることです。
これは、繰り返しインプットされる情報を、脳が現実だと勘違いするということを利用しています。

実際にはまだ実現していなかったとしても、毎日鮮明にイメージすることで、憧れ(理想)だったものが脳内で現実に近づき、挑戦することへの恐怖が消えていきます。

また、やってみると分かりますが、難しいことでもありません。
目標を達成して得られる成果、大喜びしている自分、達成した後の新たな環境、どれも想像するだけで楽しく、ポジティブな気分になれるからです。


一方で、挑戦することによる最悪シナリオも、適度にイメージしておくことが有効に働く事があります。

私もこのブログはじめ、副業に挑戦する時も「こんなことして意味あるのか?」と思う事もありました。
でもそんな時、最悪シナリオを考えてみたら「莫大な時間の消費」ということ以外、思い付きませんでした。
「仮に失敗してもたったそれだけか」と腹を括り、行動に移すことができるのです。

3.目標を宣言してしまう
最後は、誰かに目標を宣言してしまうことです。
これは、ホーソン実験という研究で科学的にも証明されていますが、
目標達成確率は注目されているという意識によって向上することが分かっています。

つまり、人間は誰かに見られている状況下で、本来以上のパワーを発揮できるのです。

目標を誰かに宣言してしまうことで、人から注目される状況を作り出すことができます。
精神的負荷は掛かる方法ではありますが、なかなか変われないという人にも効果大なので、環境をうまく活用してみて下さい。


今回は以上になります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
今後も仕事や人生に役立つ情報をどんどんアップしていきますので、覗きにきてください。

ではまた!

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