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授業の様子㉒:トビ立てフィールドへ

本学の国際文化学部グローバルスタディーズ学科では全ての学生は1年次に海外短期フィールドワーク、3年次に海外長期フィールドワークをすることになっています。

海外短期フィールドワークは現在2年生の学生らが去年2022年の夏4か所(セネガル、ベトナム、フィリピン、韓国)に出かけました。コロナの影響を考慮して一部の学生は、台湾とフィリピンはオンラインでも語学を学ぶ機会がありました。その時の学生ブロブは次のリンク先で読むことができます。

京都精華大学グローバルスタディーズ学科 海外短期フィールドワーク 体験談 (ksu-globalstudies-2022shortfieldwork.blogspot.com)

このブログには、学生にとって初めて体験したことや現地で初めて気づいたことなどが書かれてあります。ちなみに、そのとき私はフィリピンのセブ島の英語研修プログラムに同行しましたが、到着して1週間後には積極的に英語を話すようになった学生を見て、連れてきて良かったと思いました。

現在3年生の学生の多くは、海外長期フィールドワークに出かけています。私は、フィリピンとタイの2か所を担当していますので、それぞれの訪問地について少し紹介したいと思います。

Anya’s Homeの子供たちと本学の学生らが仲良く交流中(2023年4月14日撮影)

まず、フィリピンのセブ島では受入先の英語学校Global Language Cebu(GLC)で毎日朝8時から午後5時まで英語を勉強しています。そして、週1現地のNGO団体Anya’s Homeに実習に行っており、英語学習だけではなく、実習を通して現地の人々と触れ合う機会もあります。無論、授業名のとおり各自の関心に沿ったフィールドワークも取り組むことになっています。土日のお休みの日には近場を遊びに行ったといった報告や「フィリピンを気に入った」といった報告を受けています。

次に、タイのチェンマイ大学に行っている学生は2週間ほどタイ語を学んだあと、今ソンクランという旧正月の伝統行事で長期お休みに入っています。このようにフィールドワーク期間中、現地のお祭りなどを体験するのも人生の中で忘れられない貴重な経験の一つになっていくことでしょう。タイからは「すごく暑い」「ソンクランで遊ぶための大きな水鉄砲を買った」といった報告がきています。

タイ・チェンマイのソンクラン(旧正月水祭り)の様子(2023年4月14日撮影)

学生たちの様子を見守っていると、自分が日本に留学した30年前のことが昨日のことのように思い出されます。日本の留学先は大阪で、箕面から上本町の日本語学校まで片道1時間半かけて通っていました。電車で通学するどころか、出身地のミャンマーでは車で15分ぐらいの距離の小中高に通っていた私は、日本に来て、毎日、電車で往復3時間をかけて通学する経験は一生忘れられない経験になりました。また、留学とは教室内での学びだけでなく、通学といったような経験も含めて様々なことを体験することも貴重な学びであることについて身をもって知ることができました。

今、海外各地に長期フィールドワークに行っている学生たちがいろいろな学びを持って帰ってきて、それらの体験を土産話として聞けるのが楽しみです。みなさんにも学生たちの経験をブログでシェアしますので、楽しみにしていてください。

2023年4月17日
ナンミャケーカイン(グローバルスタディーズ学科教員)

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