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【3月22日】介護の特定技能1号 フィリピンからの海外招聘組、初入国しました㊗<新潟県津南町>

こんにちは。GTNのソミです。今回は初の海外招聘組の特定技能者(フィリピン人介護)を新潟県津南町まで送迎に行って参りました。

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新潟県津南町は日本で最も積雪量が多い地域!

最長で2年の滞留。ついに待望の入国スタート!

2022年3月1日、ついに!日本国の入国制限が緩和され、外国人の皆様が入国できるようになりましたね。

当社は、特定技能が始まった年の2019年10月以降、全国の介護の施設様にホスピタリティ溢れる外国人を紹介してきました。が、その数か月後の2020年1月には入国制限が始まり、入国ができない状態に。それから2年が経ちました。

外国人に来てほしい介護施設様。日本に行きたい外国人。相思相愛の企業様/内定者様は増えていく一方ですが、入国ができない特定技能者は溜まっていきました。内定者はおよそ100人までに昇りましたが、ほとんどの方が辞退せず、勉強を続け入国できる日を待望してきました。

今回、初めての入国者となった特定技能者のマデルさんは2021年1月にオンラインで面接を受け内定を受けました。1年2カ月を経ての入国となります。

ついに、日本着陸!

マデルさんが成田空港着いたのは14:55ごろ。現在今日(2022年3月)はコロナの検疫があり、着陸してからゲートに出れるまで4~5時間ほどかかると言われます長時間待つ覚悟でおりましたが、幸い、マデルさんにお会いできたのは2時間後の17:00ちょうどでした。

陰性

このように陰性結果が出れば、あとは荷物をとって出られるようです。待ち時間はまちまちなので、15:00以前着の便でないと送迎対応は厳しいでしょう。マデルさんには搭乗前に写真を送ってもらっていたので、服装ですぐに見つけることができました♪

空港

3月22日入国したマデルさんとツーショット☆

スムーズな入国TIPS

ここで、私が考えるスムーズな入国TIPSをちょこっと教えます。

①大きいスーツケースは長距離移動には不便です。空港の郵便局で翌朝午前着の便で手配し、身軽な状態にしましょう。

②入国前に事前に申し込んでおいたGTNモバイルのSIMカードがあれば、空港でSIMをスマホに差し込み、1分でセットアップも完了します。これで移動中はぐれてしまっても、すぐに本人と連絡ができるので安心♪

これで準備完了!成田空港から越後湯沢駅までらくらく移動できました。※注意:入国後、交通機関の利用の許可を受けるためには条件があります。最新情報は入管のサイトでご確認ください。

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新幹線で1年間オンラインでの日本語の授業を担当したゆか先生と合流し、3人で新潟へ♪

つなん福祉会、本気の「大歓迎」とはこれだ!

今回の受け入れ企業である「つなん福祉会様」とは越後湯沢駅での待ち合わせを約束していたのですが、今回の歓迎体制にはとにかくびっくりすることだらけでした。これぞ、田舎の歓迎モードや~、と言わんばかりに。

びっくり歓迎ポイントその①:夜8時、外国人先輩スタッフが総勢で迎えに。

越後湯沢駅に到着すると、改札で待っていたのは施設長。と、あれれ他にも人が大勢いるぞ~?

なんと、仕事終わりや夜勤明けの外国人スタッフがみんなで迎えに来てくれました。全員フィリピン人。実は、入国前から施設長の取り計らいでフィリピン人同士で連絡を取り合っており、SNSですでに仲良くなっていたそうです。

越後湯沢駅から施設まではまた1時間ほどかかります。往復で2時間もかかるのに、4人も来てくれているなんて、ほわっーと温かくなりました。マデルさんもとても嬉しそうです。

フィリピン人3

施設長と一緒に迎えに来てくれたフィリピン人先輩3人。

びっくり歓迎ポイントその②:施設のスタッフがお部屋のインテリアを担当。

まずはみんなで真っ先にマデルさんが今回住むお部屋に向かいました。今回マデルさんは、もう一名のフィリピン人先輩がすでに住んでいるアパートに引っ越すことになります。

通常であれば、法人のほうで社宅の場合最低限のものを揃えます。家電(冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機)と布団一式程度でしょう。しかし、今回のマデルさんのお部屋は、まるで娘を待っていた母が準備したかのような、新生活への配慮がしつくされたお部屋でした。

床が冷たくないように敷かれた毛布カーペット。寒さが怖くない暖房とこたつ。洗濯物がすぐに干せるようにと物干しハンガー。収納引き出し。二人で仲良く食事できるようにとダイニングテーブルも新調したそう。もちろん一番大事なWifiも使えます。

入国が決まって2週間という短期間、施設のスタッフが休日、夜な夜な準備にあたったそうです。お花と米30kgもプレゼントされました。

入居

はじめてアパートに入るマデルさんとアパートの案内をするハウスメイトになるフィリピン人先輩。

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キッチン用具をかけるラックなども施設スタッフが用意♡

お部屋

マデルさんのお部屋。あったかそうでよかった~!

びっくり歓迎ポイントその③:外国人同士のいきいきしたコミュニティ

物音に反応して遊びに来てくれたのは隣に住んでいるタイ人のスタッフ。実は施設に1か月前に入職したばかりだそうです。

お部屋みんな

マデルさんの到着を祝う外国人スタッフの仲間たち。

実は、こちらの施設には外国人スタッフがすでに職員の1/3を占める勢いで増えており、そのための外国人寮を一棟借りしています。このように一棟借りすると、外国人同士で休日遊んだり、助け合ったりしてより定着しやすい環境になります。逆に互いに食生活や宗教等が違いすぎるスタッフ同士は棟を離したりなどして工夫したりするようです。

このようにしてすでにつなん福祉会様では、フィリピン、ネパール、ミャンマー、インドネシア、中国、タイといった6か国のスタッフを受け入れています。

これらの歓迎アタックを受けて、マデルさんはとっても嬉しそうに初日を迎えたのでした。

メインストーリー

新潟県津南町の物静かなメインストリート。

施設長は「日本のお父さん」のよう

さて、今回この歓迎ムードを作っているのはほかでもない施設長ご自身です。外国人受け入れに奥手な新潟県の中でも先行的に受け入れを進めてきました。

施設長の涌井さんは外国人のスタッフに「日本のお父さん」と呼ばれているそう。その訳を聞くと、「家族みたいな関係がいいな、と思っているので。」と答える涌井さん。実際にそのお世話焼きぶりは、都会ではあまり想像できないなーと思いました。まさに、これぞ田舎町の醍醐味!といったところでしょうか。ぜひ地方の施設の皆様は参考にしてみてください。

そば

そばを食べながら話してくれる涌井さん☆

エピソード①誕生日の日のプレゼント選び

外国人スタッフの誕生日はスケジュール帳に全部入れており、「誕生日プレゼントは何が欲しい?」と聞く涌井さん。「○○がほしい!」とストレートに言ってくる人もいれば、「わからない」と遠慮する人もいる。「わからない」と言われた場合、女性スタッフに何を買えばよいのか、考えなければいけないが悩みの種だそう。

エピソード②「遊びに連れてって」といわれる。

ある日の休日、「遊びにつれてってください。」と外国人スタッフの皆さんからラインがきた。悩んだ挙句、スキーに行く事を提案すると、みんなでまとめて休みをとり、「この日で」と日程調整が来たようです。スキー会は大の盛り上がりだったとのこと!

エピソード③外国人スタッフの食事会

外国人スタッフはよく食事会に招いてくれるそう。ミャンマー人はミャンマー料理、フィリピン人はフィリピン料理、タイ人はタイ料理と、国ごとに招かれる楽しみが増えますね!マデルさんを送迎した際にも、フィリピン人先輩スタッフをお家に降ろしていった際、「なんで一緒にご飯を食べていかないんですか!」と当スタッフのお母さんに怒鳴られ、一緒に食事をすることに。実は、涌井さんの一番のお気に入りは○○料理だそうですが、それは秘密☆

家族のような距離感が果たして本当に良いのか迷う時もあるそうですが、なんだかんだこのような人情深い取り組みで、つなん福祉会様では外国人スタッフが見事に定着しています。地方ならではの関係性がしみじみと感じられとても胸温まる時間となり、たくさん学ばせて頂きました!

最後

涌井さん、ありがとうございました!(マスクは写真の一瞬だけ外しました。)

本記事に関するお問い合わせ/外国人材についてはご相談してみたい方はこちらまで。

株式会社グローバルトラストネットワークス 特定技能推進セクション 電話:03-6804-6800 メール:shien@gtn.co.jp


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