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【詩】とある風景の終わりに



切なく愛しい

あの想いは

自ら選択も出来ないまま

泡沫となって消えた



空っぽな胸中に浮かぶは

あの頃の一興と知る

どうせ何にもならない

日々が愛おしかった



幸せで愚かでも

何も思えなくなり

跡形も無く消え去っても

それは大切な事



ただそれだけ

ただそれだけだった

そうだった

間違いなく



私は生きた

この地を

この空を

この時を



あの人と

共に

懸命に

生きた








The story of the end of a certain landscape.










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