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後藤悠介|1992年生まれ|東京都在住|日々感じた事を自由詩として投稿|絵はアプリで描…

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後藤悠介|1992年生まれ|東京都在住|日々感じた事を自由詩として投稿|絵はアプリで描いた心象画というオリジナルのデジタル抽象画|詩も絵も一つ一つ想いを込めて書いています|ご興味ある方はフォロー良いなと思ったらスキお願いします

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    iPadや携帯で描いた絵を展示します。お気に召されたら幸いです。※無断転載は禁止です。使用する際はコメントを下さい。

最近の記事

【詩】銘々と響く

何時しか 明けた空を 見上げる度に また 以前みたいに お会いしましょうと 透き通った風が 向こう岸から 吹いて来る 空は 彼方の雲間に ズレた層を築き上げ 懸命に流した汗や涙は それを 聡く気付かせる 本当の意思や 胸中は やけにボヤけて見えて 光るあの畝りが 一つの希望に 繋がる事も 未だ叶わぬ願いの中に 在るだろう 朝すらも 理解の先にある 遙かなる時に 伝達して行く その後の 消せない様に存在する 蕾も一緒に 色相の重なりが 乱数的に 反射する度

    • 【詩】いつまでも凪ぐ

      離れ離れの 心が 脈打った いつに無く 混じり合う 間だけど 知らず知らずに 藍色の雨が 刻んでいた あなたは 足跡も 残せないのに 私は 名前も 呼吸も忘れる キラキラと 漂って 流れ着く星々 視線が その瞳が 空を刺す 普く 甘さを 諦めても 大地を 包み込む 真白な雲を観た 今は 此処に 至る 聳つ 素振りが 拙い 次代が 巡り 光る美が 染める 紅色 薫る燈 風来の 山笠が 集まって

      • 【詩】とある風景の終わりに

        切なく愛しい あの想いは 自ら選択も出来ないまま 泡沫となって消えた 空っぽな胸中に浮かぶは あの頃の一興と知る どうせ何にもならない 日々が愛おしかった 幸せで愚かでも 何も思えなくなり 跡形も無く消え去っても それは大切な事 ただそれだけ ただそれだけだった そうだった 間違いなく 私は生きた この地を この空を この時を あの人と 共に 懸命に 生きた

        • 伝えたい事があったはずなのに 忘れてしまった それはとても大切な事だった

        【詩】銘々と響く

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          5本

        記事

          【詩】時めく

          このままで良いこのまま進めば安心だとか それではいけないそのままではまずいとか 何故かその様な事ではないと思う自分が居た だが否定しても肯定しても良い結果はないと 分かる歳になって未だに忙しない今日に至る 受容するにも人其々に心の許容量がある 何にしても身体と心は取り替えられない 生まれて死ぬまで付き合って生きて行くしかない 自分の脳に憶えられる事も限りがある もう略々過去の出来事は鮮明ではない 昔の友に会う等すれば思い出すきっかけにはなる 大概忘れ去ら

          【詩】時めく

          【詩】出逢う迄

          どれ位の時が経過しただろう 今も頭で響く あの言葉 が煩い 無垢で変わらない 弱さに悩む 年甲斐も無く 雑踏を歩く これからの 移ろう季節が 空っぽな 心 に浸透するまでに かかる時間は それ程長く無い 下らない理想を 隠す現実が 普通な事 だと思っていた 結果 的確な判断も付けなくなった 嘆いても 叫んでも 喚いても 誰も助けてくれない そんな私も 誰も 救えないか 救われた事も無いし 許せないなら 適度に 潤んだ 瞳 に映る 己の 愛した人の

          【詩】出逢う迄

          【詩】陰翳礼賛

          あなたの影が一つ地面に落ちている まるで焔の様に立ち揺らぐそれは 他者から見ればただ溢れたもの 滲み出る穢れの成れの果てとして 度重なる程に濃く深くなっていく 遥か遠く迄伸びるその濃淡を 冷たい風に緩やかに靡かせたなら 無駄に凪ぐだけではない事を知る そのぼやけた輪郭をそっとなぞる すると認識の曖昧さは限界に達して 掴めそうで掴めない夢幻の様な 現実を裏返したみたいな感覚になる そうしてる内に満ちた陰翳は 輝きを増す意志に対抗する様に 目の前を隠すみたいに増殖して行く

          【詩】陰翳礼賛

          【詩】空白感

          感じない 思わない 考えない 刹那の刻 空白を過る ふとした今には 知る事の無い感覚 揺らぎの中から 至る前触れを待って しがらみ解き 光の中を廻る 何時迄も開いた 暗闇が反転しながら 点滅するから 心に投影して 導き出した答え合わせ 一緒くたになって ぐるりと真っ直ぐ通って 一つの星に成る 此れは必然だった 移ろい次の分く事で 泡沫の現世に君が 生きた証は 私にとって真に 愛おしい

          【詩】空白感

          【詩】何と言う

          どこもかしこも 輝く光 溢れる愛 目を閉じても 光と 愛 なんか嘘みたいだ この気持ちの本当は どんな言葉で表せる 今までに無い 真新しい この心の動きを 何と言う

          【詩】何と言う

          【詩】本来の目的に気付いたとしても

          いつに無く静寂な夜の部屋に居る 窓の外で偶に聞こえて来る車の音と ただ眩しく光る液晶が虚しい 全てを受容する毎に拒絶していた 意味がある様に並べられて行く物事を 一度崩して混ぜて整理して考えてみた 漠然と時間軸を無視した記憶に囲まれる 私はこれだけのものを見てどう思う 今までとこれからが複雑に絡み合う事象 結局は盲点だったのだけれど あそこの一際薄く輝く小さな光が 最終的な目的だった気がする 今まで何故か奥底に眠っていたそれ 多分空っぽの心を満たす事

          【詩】本来の目的に気付いたとしても

          おすすめ詩まとめ【自由詩】

          こんにちは、GOTOと申します。 今まで本名の後藤悠介でやって来ましたが、何となく名前を変えてみました。 アイコンも黒縁メガネから、自分の描いた空の絵にチェンジしています。時折、他の絵にも変えると思います。 普段は、黙々と自由詩を週一程度で投稿しています。 今回は、名前とアイコンを変えたので気持ちの切り替えと言いますか記念と言いますか、以前に書いた詩をまとめてみようと思いました。 日々書けば書くほどに、前に投稿した詩は埋もれて行く事にも気が付きました。 せっかく書い

          おすすめ詩まとめ【自由詩】

          【詩】耀き

          閉ざした扉に手をかけて開けば、新たな風が吹いて来る。体に触れ揺れる度に込み上げる、生命の強さよ。 醒めない誰かの夢なのに目の前の世界は美しいと、そう思いたかった私が、いつからだろうもう居ない。 流れては消える日々を数える。その時には分からない、指の隙間からすり抜けて行く、愛おしい事は沢山あった。 現に飲まれそうになりながら、その先にある平穏な空を見つめる。暫くすると雲の間から一筋の光が落ち、終わりと始まりを告げる。 こんなに遠い所まで来てしまった。産まれた時から続くこ

          【詩】耀き

          【詩】天辺

          時は長らく経過した 風が吹き雲間は光を放ち 輝きが私の額に落ち始める 次第に熱くなっていく それを指で触れた瞬間に 聡く忘れていた事を想い起こす 深く考えていた事は忘却して 何もかもが明瞭になり 夢の中で醒めていた 蒼穹の一番高い処を指し 天辺に置いてある奇蹟を掴む 我無くして臆する事はない こうなる事は予め決まっていた 辿り着く事が生命の証となる 全ては望み通りになる様に出来ている

          【詩】天辺

          【詩】何時迄も

          何もない 意味などない 目的も要らない 生活は順調です 従順だったあなたは 本当の事を心の奥に 大切にしまって 静かに微笑む 荒波を立てずに歩こうと 決めたのもその時で 今は独りで歩くのも 慣れてきました もう二度と 会えなくとも あの時の事は 鮮明に憶えてる その輝きに 照らされた 私は今も あの時のまま 目を覚ますと 吹き抜ける風 変わる季節を 受け止めても 生まれてから 世界は始まり 時に流され 変わり行く 何時迄

          【詩】何時迄も

          【詩】心に残るもの

          心に残るものには思いがある そういったものが私を作り上げて来た それらの意思を継ぐ為にはどうすれば良い 到達するにはまだまだ先になるのか 深くて見えない心の奥に 熱く光る所がある そこに集約されていく想い達 私はそれを表現したい 文章や絵を描く事は良いことだ だが表現しきれない 繊細で大切な心の機微を 表すにはまだ術を知らない 良きものに出会った時の心躍る感覚 作者の想いが乗っている事を感じ それを見て楽しいと思える体験 あれを私の作品でもしたい

          【詩】心に残るもの

          【詩】掴む

          私は信じてる 時に流されても 流れに誤魔化されても 嘘が本当をひっくり返しても 私の想像した景色は もうすぐ側まで来ている事を 例え感情が失せて 心が沈み鼓動が聞こえなくても 自然と感じる何かに導かれ そこに辿り着く事は 決定されている事実 蒼天に憧憬を抱きながら 高くて届かなくても 目一杯手を伸ばして掴む その両腕に抱えきれない程の いつか見るその景色の為に 私は生きている

          【詩】掴む