無所属FP 酒川賽樹

福岡市在住。 投資とマンションめぐりが好きな40代 お金の流れが見えてくれば、現実と将…

無所属FP 酒川賽樹

福岡市在住。 投資とマンションめぐりが好きな40代 お金の流れが見えてくれば、現実と将来設計もクリアに。だだの節約生活でなく、我慢せずに「生活の質」がUP。「生活の質」は住まいから。快適なマンションライフのために、マンションめぐりも欠かせない 完全独立系、無所属FP。

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沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり

トレンド継続中  S&P500が調整で下落することは結構あります。そういった調整を経ながら上昇していくのが今のトレンドと考えています。  実際、VOO(バンガード・S&P 500 ETF)は3月の最高値から4月中旬までに、5.4%下落していますが、200日移動平均線を見ると、昨年10月にタッチして以来このラインをは割っていませんので、上昇トレンドは継続中と思います。  私は投資を始めた直後にリーマンショックを経験し、最近ではコロナショックも味わいました。なので、4月の下落

    • 積立投資の成功に大切なのは「やめないこと」

      損をしない投資はない   一般的に積立投資は一括と比べてリスクが低いと言われていますが、全く損をしないわけではありません。当然、含み益を抱える期間があります。それは、明日かもしれないし、半年後かもしれないし、2年後かもしれない。それは誰にもわかりません。 一度距離を置こう  一時期的に損が出ていたとしても、くじけることなく継続することで、利が乗ってくる局面がきます。  投資を始めたばかりの人だけでなく、誰でも含み損を抱えてしまうと不安になってしまいます。頻繁に口座をチ

      • 増やしたいなら売るな

         連日、日米ともに株価が下落して、このAIブームで買い増したり新たに参戦した投資家には含み損が広がっています。  そういった人の中には、「果たしてこのまま持ち続けていて大丈夫なのか」と不安に駆られて降りてしまう人もいるのではないでしょうか。  しかし、長期分散投資を続けるにあたっては、「いくら株価が下がっても我慢して持ち続ける」という強い意思が必要です。  もちろん、決算をミスった個別株はさっさと売っておさらばした方が良いとおもいますが、定時・定額・継続が主のVT VTI 

        • 調整局面があることが普通

          常に変動  株式市場は、常に変動し、わたしたち投資家にとって予測不可能な要素を多く含んでいます。特に、市場が調整局面に入るとき、多くの投資家は不安を感じることがあります。調整局面とは、株価が一定期間にわたって下落し、市場が過熱から冷却へと移行する時期を指します。この局面は、市場サイクルの自然な一部であり、株価が上昇を続けるための健全なプロセスとも言えます。 調整は一時的な試練  しかし、調整局面は、投資家にとっては試練の時でもあります。この下落は様々な要因によって引き起こさ

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          株で儲けるのは難しくない

           結論から書きます。株式投資で利益を得ることは決して難しいものではありません。  広く分散されたポートフォリオのETF。例えば、VT、VTI、VOOなどを買って何もせずにじっと長期間待っているだけで、かなりの確率でプラスになります。これはこの60年、100年の統計を見れば明らかな事実です。  途中で売ったりせずにずっと持ち続けるというのが前提です。  しかし、どうしても短期で一攫千金を狙う人が多いのも事実。こういう人が少し前にあったミーム株などに手を出して、有り金すってスッ

          株で儲けるのは難しくない

          昨年からのリバランス状況

          FMから米国   2023年前半から秋までに買い進めていたFMでしたが、10月以降の米国経済の強さと今年に入ってのaiブームを受けて、保有数を減らしていっています。 ちょうどよい保管場所だった  23年前半から年末にかけてFMは約10%上昇していましたので、特に損も出さずその間の配当金もあったので、結果としてちょうどよい資金の待機場所となり、11月以降はVTIやVOOに。年明けからはai関連各種の購入に充てています。 現在は  現在でも保有しているFMがありますので、米国

          昨年からのリバランス状況

          複利の効果ってものすごかった

          日経電子版のこのXポスト 【「複利」のすごさと怖さ 数%で資産形成に大差】 そしてこのポストに以下のようなリプライ多数  複利効果は凄いよ!ということ簡単な数字を用いてわかりやすく説明し、今後続くであろうインフレで預金だけじゃどんどん目減りするから、長期目線でしっかり運用した方がいいよという趣旨の記事だと思うのですが・・・。  有料版なのでほとんど人は見出ししか読んでいないからのリプライだとは思います。皆さんには全文読むことをお勧めします。  特に「バフェットの手紙」のマ

          複利の効果ってものすごかった

          老後は物価の安い国で悠々自適に

           老後は年金をもらいながら物価の安いタイやフィリピンで悠々自適に暮らそうか。  そんな話は今は昔。では、我々が将来そんな生活ができる国は・・・。 そうだ!!日本だ!!!  という時代です。  しかし、日本人がただなにもしないまま老後に突入すれば寿命より先にお金が尽きる。年金制度や国民健康保険がこのままの水準で維持できるわけはなく、日本が本気で制度改革しなければ、ただただ貧乏国日本で対外的に安くなった円で受け取る微々たる年金。  だから、今ある円を外貨に換えながら株式に

          老後は物価の安い国で悠々自適に

          家族に投資に興味を持ってもらう方法

          投資セミナーに行ってみよう  投資について家族に興味を持ってもらいたい、無関心状態を何とかしたい場合、夫婦で投資セミナーに行くことをお勧めします。  投資の有用性をいくら語っても、家族から言われるのと赤の他人から言われるのとは受け取り方が違います。ましてや専門家と名乗る講師が話すわけですから、説得力が違うようです。 生業にしている人は違う  セミナーで話す講師は流石にしゃべって客を引き付けるのが仕事ですから、テンポよく作りこまれたスライドを使って話します。  いくら知識

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          住宅ローンを使って株式投資

           我が家は昨年中古マンションを購入し、頭金ゼロ、事務手数料もすべて含めて全額を変動金利でローンを組みました。その分、手元に残った資金を使って投資をしています。投資で資産が増えても繰り上げ返済は一切しないつもりです。金利が10%とかにならない限り・・・。  なぜそう考えるに至ったか、項目だててご説明します。 具体例  一例をあげて説明していきます。  新築住宅(マンション・戸建ても)を購入して住宅ローン3000万円を借りた場合、金利と手数料は35年間で約300万円になります

          住宅ローンを使って株式投資

          レバレッジETFの買い方

           レバレッジETFのデメリットとして資産を大きく失う可能性があります。 信託報酬や取引手数料が高い 損失が回復しにくい 少額かつ短期間で大きなリターンを狙えるという魅力的なメリットがあるということは、それにともなうデメリットも当然存在しているということです。   上昇に対して単純に倍の動きをしているので、逆に対象指数が下がるとレバレッジETFは倍下がるということです。対象指数が大幅に下落した場合、レバレッジETFを購入した資産がどれほど下落するか想像することは大切です。  ま

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          NISAで買うなら配当無し投資信託

           新NISAが始まって3か月が過ぎようとしています。私の成長投資枠はもう埋まってしまって、つみたて投資枠で毎月10万円を積み立てていますが、成長投資枠・つみたて投資枠ともにETFや個別株ではなく全て投資信託にしています。その理由を書いてみます。 【投資信託のメリット】 ・複利効果が活かせる(配当無しを選び、配当金込みの指数で運用できる) ・商品数が多い(私はVTIやVOOなどばかりなので、あまりメリットとは感じませんが) 【投資信託のデメリット】 ・リアルタイムでの売

          NISAで買うなら配当無し投資信託

          市場との心の駆け引き

           株式市場。それは、恐怖、欲望、希望、そして時には貪欲さといった人間の感情の渦です。成功するためには、これらの感情を理解し、制御することが不可欠です。 恐怖と欲望のバランス  株式投資における最も一般的な感情は、恐怖と欲望です。恐怖は、損失を避けようとする本能から生じます。一方、欲望は、より多くを得ようとする願望から生じます。これら二つの感情の間でバランスを取ることは、投資家にとって永遠の課題です。 プロスペクト理論と損失回避  ダニエル・カーネマンとアモス・トベルス

          市場との心の駆け引き

          情報リテラシーが必要

          日本は米・韓より「偽情報にだまされやすい」、事実確認をしない人も多く…読売3000人調査 : 読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/national/20240325-OYT1T50293/ 詐欺にあふれている  投資にも全く同じことが言えます。最近の株高や新NISAなどでの投資ブームでXやFacebookなどに詐欺まがいの投資情報があふれています。有名人の写真を使った詐欺サイトやLINEへ誘導してのお金をだまし取るなど。巷には危うい情報

          情報リテラシーが必要

          投資の民主化 誰もが市場のプレイヤーになれる時代

          ネット時代で一気に加速   インターネットでの株取引が一般的になって20年近く。さらにスマホでいつでも株取引ができるようになって約10年ほど。  かつては、株式やその他の金融商品への投資は、特定の知識を持つ人々や資本を豊富に持つ投資家に限られていました。株を買うには証券会社に電話で注文を入れて…という昔の映像を見たことのある人もいると思います。今となってはテクノロジーの進歩と規制緩和、イデコや新NISAなど制度面の後押しもあり、今日ではほぼ誰でも投資の世界に足を踏み入れる

          投資の民主化 誰もが市場のプレイヤーになれる時代

          相場急落時の対処法 コロナでの経験

          コロナパンデミック  もう4年前になりますが、コロナパンデミックによる2020年2月~3月にかけての急落は記憶に新しいところ。  もちろん、これだけの急落であれば、落ちる前に売って底で買えば儲かるわけですが、そんな芸当は普通できません。個別株であれば、この相場で上がる株、下がる株というものがありこの相場で機動的に動けける人もいたと思います。 旬の銘柄を取引  確かに私もこの時期のCRWDやMRNAで儲かりました。ただし、当時は原資が少なかったので儲けもそれ相応でした。逆

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