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テキストと忖度

ビジネスチャットが浸透してきたのは、おそらく新型コロナが流行して、リモートワークが浸透してきた2020年頃からだと思う。

今までは出社して、チームやグループごとに固定席があり、あれやこれやの指示事項や確認事項は、その場で声をかけることができていた。

ところが、リモートワークが浸透すると、そもそも同じ空間にはいないので、オンラインミーティングするか、電話するか、チャットするかにコミュニケーション手段は限られていく。

でもって、オンラインミーティングや電話は何となく相手の温度感が分かるので、伝える側も応える側もその温度感によって、伝え方を変えることができる。

一方で、チャットは相手の事情はさておき、とにかくテキストでコミュニケーションするので、そこには温度感が伝わりづらいと言う難点がある。

そのため、伝える側も応える側も、ある種の気遣いが発生してしまう。そして、それをおそらく忖度というのだろう。

テキストに書いてあること以上の行間を読みがちだし、捉えがちである。

そして、変に忖度があるので、事実が伝わりづらかったりもする。

なので、テキストにおけるコミュニケーションは、時として難しいのだが、それを打開する方法としては、テキストの文字面以上のことを読まない、ことなんだろうなと思っている。

そして、その為には、出来るだけ短文でやり取りを多くする方が良いのだろうなと思う。(メールだと長文になりがち)

分からないことは分からないなど、明確に意思や事実を伝え合う方が、結果としてチャットのコミュニケーションには向いていると思うし、それがビジネス全体のスピードを上げることに繋がるのではないかと考えている。

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