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パーソナルでマリッジブルーを克服し、真の美しさに目覚めた女性(前編) パーソナル クライアント ファイル③

はじめに

僕のパーソナルジム「Quest」のクライアントの実話を基にお送りするシリーズの第3回目です。

今回は初の女性のお客さまのエピソードです。

記事にするにあたりお客様から許可をいただいていることはもちろん、個人情報を含む部分に関しては実際とは変えてお届けします。
ただお客さまの抱えていたお悩みやその解決方法である「クエスト」での取り組みに関してはできるだけ実際の内容のまま書いています。

少しでも何かの参考になれば幸いです。

このシリーズの過去のnoteです。



クライアントプロフィール

その女性は「ハルカさん」32歳。

6ヶ月後に結婚式を控えており、その方の会社の先輩が同じように結婚式の前に「Quest」でボディメイクを成功させたことから、その先輩のご紹介でパーソナルご希望されていました。

実は僕は今までもかなりの数の女性の「ウエディングのためのボディメイク」の経験があり、体型や雰囲気なども含めてどのタイプのウエディングドレスを選択すれば良いのかというアドバイスからはじめ、式の前日から当日の栄養補給なども含めて最高の式にするための方法についてのノウハウを蓄積してきました。

ですから結婚式前の女性のさまざまな悩みにも数多く向かい合ってきたとも言えます。

だからこそこの「ハルカさん」のケースでも何とかサポートができたと今でも思っています。
それほど結婚式の前の女性の精神状態は複雑で、悩みも人それぞれ。
一般的には「マリッジブルー」と言われますが、お一人お一人の価値観や信条によって千差万別なのです。

ハルカさんの悩みとは?

ハルカさんの婚約者は彼女と同年代で誤解を恐れずにいうと、お二人とも「普通の人」でした。
ハルカさん自身も過体重なわけでもなく、容姿に問題があることもない。
ご自身も結婚が決まるまで、ご自身が「普通である」ことは自覚していて、容姿に自信を失うこともなかったそうです。

それがなぜか結婚が決まってから心境の変化が訪れました。

急にご自分の体型や容姿に自信が持てなくなり、
「彼はこんな私で良いのか?」「これでは結婚しても幸せになれないのでは?」
そんな風に思い悩むようになったそうです。

だからこそ「Quest」でパーソナルを受けに来たわけですし、
これは後からご本人から伺ったのですが、結婚式の前に美容整形を受けることも真剣に考えていたそうです。

「美しいから幸福になれる」のか?

「成功したら幸福になれるのではなく、幸福だから成功する」

これは「ポジティブ心理学」でよく言われることですね。

でも多くの人はそれが理解できず、
「あの商品(車、家)を手に入れたら」
「年収がいくらになったら」
「肩書きが〇〇になったら」

そうすれば幸福になれると思い込んでしまい、そのために努力をするのですが、それらを手に入れても本質的な幸福を手に入れることはできず、結局「成功したい願望」がエスカレートしてしまい、幸福がどんどん遠ざかってしまう人も多いのです。

容姿に関する願望も同じではないでしょうか?

「もっと美しくないと幸せになれない」
「自分が幸せでないのは美しくないせいだ」
「今の幸せは美しさが失われたら無くなってしまう」

そんな風に考えることで自分の容姿をネガティブに捉える気持ちがどんどん強くなり、それに歯止めが効かなくなって、追い込まれてしまう人もいます。

ハルカさんの中でも結婚式を目の前にして、急にそんな気持ちが膨れ上げっていたのでした。
僕がそれに気づいたのは初回のカウンセリングを経て、3度目のセッションの時でした。

感じた兆候

ハルカさんの言動から彼女の容姿に対するコンプレックスを感じたのは、まだセッションが始まってすぐには体重や体型の変化が現れない3回目のセッションの時でした。
初回のカウンセリング、そして2度目のセッションの時にはかなりゆったりとして体型のわからないウェアだったのが、3度目のセッションでは特にウエスト周りのわかるタイトなトップスだったのです。

その時にハルカさんは
「体重は全然減っていなくてガッカリなのに、ウエストだけ引き締まって、普段のパンツやスカートもそこだけ緩くなったのがわかる」と。

もちろんこの段階では体重を減らすような食事指導はあえて避けたのです。
それなのにこの段階でもうすでに2.5kg以上の体重減少。
これは予想外です。

最初の段階でやることは体重減少ではなく、自分の体の感覚を掘り下げるアクティベーション。

それができれば減量もボディメイクも簡単になる。
それに162cm 56kgの彼女は決して過体重ではないのです。

この件に関しては初回から説明済み。
それなのに「体重は全然減っていなくてガッカリ」と感じると言うことは・・・
彼女のボディイメージでは「太りすぎている」と思っており、「痩せること」がゴールになっている。

そこで聞いてみました。

「食事を減らしたりしていますか??」

「はい、先生からはまだそれはしないでと言われたけれど、食事制限した方が早く痩せられるならその方が私はストレスがないので」
そしてそこはあまり深く掘り下げたくないようで、すぐに

「でも体重は落ちていないのに、ウエストだけ細くなってびっくり!」
「初回で教わった呼吸と背骨の動きをやっていただけなのに」

そりゃそうなんですよ。

それまで腹横筋を中心とした胴部の働きを使わずに呼吸していた人が、日常での呼吸筋の使い方を変えたら、当然その筋肉はアクティベーションします。
ウエストが細くなったのも、腹部の脂肪が劇的に落ちたと言うより、胴部の筋肉全体が常に使われ、内部に向かって閉める感覚が身についたから。
これは想定内です。

僕はここで内心は「どうやってこの痩せなければ成功ではない」という思い込みを解除するのか?
結構大変かもとも思っていました。

ただこの「ウエストが細くなった感覚」が彼女の自分の容姿に対するネガティブな評価を覆すきっかけになったのです。

(次回、後編に続きます)

後編ではハルカさんの心境がなぜ変化したのか?
それによって取り戻した「自信」と「幸福感」について書きます。

気になる方はぜひフォローしてお待ちください。


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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