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筋強化と筋肉痛の本当の関係とは

昨日の出来事です。

最近Questに通い始めて1ヶ月経った男性のお客様からご質問がありました。

「以前に通っていたパーソナルジムでは結構追い込んでいて、その後3日間くらいひどい筋肉痛だったんですが」
「Questでのトレーニング後は体幹の奥がほんのり使った感があるだけで、ひどい筋肉痛にならないのに筋力ついた気がするんですが、これでいいですか??」


実はこれクライアントの皆さんからよくされるご質問なのです。

そこで今回のテーマは「筋力強化と筋肉痛」

一般的に、筋力強化のために筋肉痛が必要とされることがありますが、科学的な観点からは筋肉痛が必ずしも筋力強化に必要とは言えません。
以下に理由を説明します。

筋強化と筋肉痛が必ずしも関係がない3つの理由

1.筋損傷と筋強化

筋肉痛は筋肉の損傷と関連しているとされますが、筋力強化には必ずしも筋肉の損傷が必要ではありません。
筋肉の成長や強化は、主に筋繊維の適切な刺激と回復によって促進されます。
つまり、適切な負荷をかけて筋肉を刺激し、十分な休息と栄養摂取を行うことが重要です。

2.適応反応と筋強化

筋肉痛は一時的な現象であり、必ずしも筋肉の成長や強化と直結するわけではありません。
筋肉痛は通常、新しい運動や負荷に対しての適応反応として現れますが、これは主に初めての運動や新しい運動パターンに対する反応です。
従って、継続的なトレーニングによって筋肉はより効率的に動作するように適応し、筋肉痛の度合いは軽減されることがあります。

3.トレーニングボリュームと筋強化

筋力強化のためには適切な負荷やトレーニングの強度が重要です。
筋力トレーニングの際の「重量」「回数」「セット数」「頻度」などを掛けたものを「トレーニングボリューム」と言います。
筋力強化は筋肉の収縮力や総合的な力の発揮能力を向上させることで、そのために必要なのはこの「トレーニングボリューム」の適切な増加です。

適切な「トレーニングボリューム」で漸進的に徐々に強度を上げるようなトレーニングを行うことで、筋肉繊維の増強や新しい筋肉線維の合成が促進され、筋力が向上します。
つまり筋肉痛と必要な強度や負荷をかけることとは直接的には関係ありません。

要点をまとめると、筋肉痛は筋力強化に必要な要素ではありません。

適切な負荷やトレーニングの強度を取り入れることが筋力強化の鍵であり、筋肉痛は一時的な現象に過ぎません。
重要なのは、適切なボリュームと回復のバランスを保ちながら、持続的かつ効果的な筋力強化を目指すことです。

筋肉痛がなくても、適切な負荷と回復を考慮したトレーニングを継続することで、筋力や筋肉の成長を促進することができます。

もしあなたにとって適切なトレーニングボリュームがわからない場合はパーソナルトレーナーなどにご相談ください。
Questでもメールや無料カウンセリングなどでご相談を受け付けています。
メールアドレス=quest.traininglab@gmail.com

一人でも多くの方が科学的に正しい方法で効果を得られますように・・・


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