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かもめ食堂は隠れた名作映画

映画評論「かもめ食堂」
この作品は“群ようこ”さんの小説が原作になっています。

個人的なお話になりますが、若い頃に有名大学へ進学した小学校の同級生女の子と話している時に
「ただひろさんは最近どんな本を読んでいるの?」
そう聞かれて
「群ようこっていう人の本を読んだよ」
そう言うと、彼女はこう言いました

『群ようこって文学的じゃなくて軽い作家だよ』

今から30年ほど前の話です、映画「かもめ食堂」の公開が20年ほど前ですから、まだ“群ようこ”とういう物書きが過小評価されていた時代に、都内の有名大学に進学した、美意識が高く貞操観念の低い、女性に言われた言葉です。当時の私は思い切り馬鹿にされたような気がしたものです(笑)洋書や文学作品を文系大学で読み漁っていても彼女には

肝心の中身が脳みそに入ってなかった

のでしょうね(笑)
今では“群ようこ”さんは、大勢の猫好き読者に愛されて、日本を代表する文学的小説エッセイ家として世に知られていて、決して『軽い作家』ではありません。
さて余談はこれくらいにして映画評論に戻ります。


主演:小林聡美

80年代を代表する日本の名女優ですが、大ブレイクをしたわけではありません、こういったタイプの俳優さんは意外と多い、先に“ただひろ先生”の映画評論「CURE」でお話した“中川安奈”さんと同じタイプですね

本物の実力派俳優だけど大ブレイクはしないタイプ


ヒット映画では難しい「スローライフ系ストーリー」で成功した映画

有名人気俳優を起用したスローライフ物語の映画やドラマは、その内容でヒットするわけではなく、主演者たちの知名度によってそこそこヒットするだけなのです。しかし「かもめ食堂」は小林聡美主演で脇には“片桐はいり・もたいまさこ”という叩き上げの役者を起用して見事に仕上げている映画なのであります。

ストーリー等の説明は省きますが、この映画を観るとコーヒーが飲みたくなり、おにぎりが食べたくなり、ストレス緩和効果がありますので、メンタルダウンの際にはお勧めの映画です。


終わりに
本当に良い映画と言うのは、むしろ逆で無名の出演でも大ヒットします、例えば「竜二」とかですね。

『竜二』1983年:脚本・主演“金子正次”

この映画も詳しくご紹介したいんですが、難しい価値観を理解できる人がいるかどうかが問題になってしまいます。まぁわかりやすくストレートに言えば、魂のある映画をしっかり観れる脳みそ&ハート(※熱い心)が無い人には、私の評論など理解できなんですよ、あまりハードな映画評論は書き終わった後に共感が少ないとへこみますので「竜二」のようなヤバめな映画評論は元気な時に書きます(笑)そこら辺の万人受けする映画評論とは違うピリッと辛いのが“ただひろ先生”の映画評論ですからね。


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