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熱量を向ける先

最近人に言われた言葉が心に残ったので書きとめる。

「ぐみさんは繊細だと思う、ものごとやできごとに対する熱量がすごい。それは私にはないところでいいところだと思う。でもくだらない人の言ったことやすることなんて気にしないで、大切なことにだけその熱量を使ったほうがいい、もったいない」

これを明るく笑顔で言ってくれた。

彼女とは知り合って間もないけれど、新たな発見と腑に落ちた部分があった言葉だった。

私は気にしぃだ。いちいち悩む。ふまじめなんだけど、自分で言うのもなんだけど生真面目なんだと思う。例えばまったく見当違いの非難を浴びたとき「これは不当だな」「この人は知らないのにこんなことを言ってるんだな」と頭でわかっていてもへこむ。仕事中も懸念がいろいろ浮かぶタイプ。まあいいか、が少ない。


好きなことに対して「熱量」があるというのはよく言ってもらうけど、その気にしぃなところも含めて「何に対しても熱量を持って接してる」と言ってもらえたのが、そういう言い換え方もできるのか! と思って驚いたし、非でしかないと思っていたことのいい部分を照らす言い方をしてくれた。

そして、言い換えたうえで「不要なことに熱量を向けるのはもったいない」と言ってくれたのも、腑に落ちた。気にすべきではないことを気にしすぎるのはいいことないし、やめたいけど性格なのでそうそう変えられないのだが、気にする=熱量を向ける対象として選んでいるのだ、と思うとあらためて熱量を向けるべきなのか考えさせられる。

人からもらう、自分では気づけなかった視点からの言葉に気付かされたり心が動いたりすることはときおりある。言葉をもらうたび、だから人との関わりはおもしろいし、大切にしていきたいと思う。


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