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うちらにしかわからない言葉の世界【ヒューマン研究部】

~【ヒューマン研究部】シリーズ~
人間の気持ちなどを研究する部活動(アマチュア)です。

仲間うちで伝わる言葉とか、
その伝わりやすさ、気持ちよさ、ってありますよね。

ことあたり、文章化のテクニックとして落とし込むと
noteの書き方のコツにもつながるかも。

「言葉」の内側と外側


会話をしていて、めちゃくちゃ楽に通じるときと、
あ、そっちじゃないのにってズレてしまうときがある。

結論から言うと、仲間っていうのは、
おなじ言葉を使う人たちのことだと思います。

ふつうの、当たり前の、会話が成り立つこと。

好まれることや嫌悪されることも似ていて、
それぞれの言葉がその感覚も含めて伝わること。
言葉そのもの以上に意味合いが含まれること。


逆を言うと、たとえば
専門用語が多くて入れない世界があります。
言葉をもって外側だと突きつけられ、
そこには歓迎されていないという気分になります。

ゲームやアプリを新しく始めたとき、
用語につまずくことってありませんか?

入門者には理解がムズカシイ会話。

その会話は隠語や略語で言い表されてる。
(そしてそれはだいたい四文字)

シーンごとに、ひとつひとつ覚え、
わかると、楽しくなる。
そうしてその輪の内側に入り、
そちらの世界の仲間になっていく。


さらに、新しい言葉が開発されやすいのは、
(とくに若者の)仲間内の会話です。

若者は新しい感覚を、新しい言葉で発信する!
こうして仲間内で使っている言葉が、
伝わる・伝わらないの狭間を乗り越えて、
トレンドワードとなって広がっていきます。


同じ辞書を持つこと


たくさん会話するほど
同じ辞書で話せるようになります。


これはリアルのコミュニティでも
仕事でもプライベートでもあらゆる場で、そう。

会話を重ねると、どんどん似ていきます。
語順指し示し方の癖までも。

それがLINEとかなら、表記の文体も。


自分たちには伝わる言葉でしゃべること、
会話がスムーズにできること、は
「仲良くなれた」の実感にもなりますね。


ちなみに、仕事の場合は、
同じ辞書=感覚を共有した会話ができると、
より深い議論で目的に向かっていけます。
企業文化や価値観も、使う言葉に表れます。

このメリット!
思いや感覚を共有するのって、そもそも難しいこと。
それを可能にする言語化の価値をとっても感じます。


コミュニティ=言葉のルールの共有



それぞれのコミュニティは、言葉という切り口で見ると
マイナールールで成り立っています。

簡単に言うとノリ、ということになりますね。


そして、
言葉がどんどん増えていくコミュニティもあれば、
たぶん、どんどん減っていくコミュニティもある。

前者は伝えようとする思いから、
形容詞が豊かになったりメタファーがでてくる、
食レポの名人のような会話。
後者は、あらゆる感情が「ヤバい」にひとまとまり
となっていく会話。(興奮したときは誰しも!だけど、
常にそれだとちょっと寂しい)



わたしは言語の豊かさ感情の豊かさだとおもうし、
感情の豊かさ幸せのために欠かせない、
大事な要素だと思っています。


お好みの言葉の世界にふれていよう!



たくさん話して、会話楽しんでいきましょう。
そして読み物でも、いろんな言葉に触れられます。
内容がスッと入ってくるnote記事とか、
ちょっと難解だけど面白い本とか、
古典の読解のしんどさとか重みとか、
言葉の遠近楽しんでいきましょう。


言葉が効果的に伝わるかんじ、
思考や想像を広げてくれるかんじ、
逆に壁になるかんじ、
この感覚的なところについて考えてみました。


ちなみに。
未来を考えると気になるのが…

AIってどうやって言葉を学ぶんだろう?
文脈この人の言うこれ、って
どこまで理解できるんだろう? というところ。

「伝わる言葉」の先の、
仲間内の会話=「限定的に伝わる言葉」まで
習得できるのでしょうか。

そういえば、今のところみなさん(AI)敬語ですよね。


機械学習とかの研究と同時に、
「人間とは」という輪郭もはっきりしていく気がする。
このあたりの今後の新定義にも注目です!

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