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《43》【読書感想】頭のいい人が話す前に考えていること(安達裕哉)

こんにちは、田中梓です😃

Amazonで読書用の本を探していたときに、タイトルとベストセラーという肩書に惹かれて購入した本について書いていきます。

「頭のいい人が話す前に考えていること」は、コミュニケーションを円滑にしたい人にとって役に立つと思います。

「この人頭いいな~」と思われる人の会話とは

仕事に限らず、「この人と話していると、頭がいいことが伝わってくるな~」という人はいませんか?

私の周りにも複数人いらっしゃるのですが、共通しているのは”かみ砕いた言葉で確認する作業がうまい”という点。

たとえば仕事の相談をしたとき、「つまり転職を考えているけど、いまの仕事の人間関係さえ良くなれば同じ会社で働きたいということ?」など、脈絡がなくダラダラと話した内容を簡潔に返してくれるシーンなどが挙げられます。

「そうそう!そういうこと!」と頭の中がスッキリし、モヤモヤしていた霧が晴れるような感覚になります。

お悩み解決相談室のような明確な回答を貰うというよりかは、自分自身が悩んでいたポイントを理解し、どんな行動をとるべきかを考えさせてくれる機会が多いです。

頭がいい人は相手の話を”聴く”

この本を読んで一番ハッとしたのは、「頭がいい人は相手の話をしっかり聴く」ということです。

私は自分なりにはしっかり相手の話は聴いていると思っていましたが、相槌を打っている・相手の目を見ているからといって”話を聴いている”とは限りません。

相手が話しているとき、自分の頭の中で会話を進めていませんか?

相手「実は転職したいと思ってて……」
私(転職か~。私も転職した経験があるから、効率的な転職活動やおすすめのエージェントを教えてあげようかな)
相手「……と思うんだけど、どうしたらいいかな?」

上記の転職相談を例にすると、このような感じで、相手の話をしっかり聴く前に自分の頭の中で会話を始めてしまっていました。

このような話の聴き方では、相手の悩みポイントを理解しないまま、的外れなアドバイスをしかねません

「実は転職したいと思ってて、有名な転職エージェントに登録したんだよね。でも、正直なところ人事異動で上司と別の部署になれば、今の会社で働き続けたい。上司は今の会社に来てから間もないから、もしかしたら時間が経てばうまく一緒にやれるかもしれないと思うんだけど、どうしたらいいかな?」

しっかり話を聴いて、このような情報を得たとすれば、回答はきっと変わってくるでしょう。

「もう少し我慢してみれば」「思い切って人事異動を申請してみれば」「コミュニケーションについての本を読んでみれば」など、その人にぴったりの回答ができるはずです。

大切なのは、ベストアンサーを与えようとするのではなく、相手が「自分の話をしっかり聴いてくれたうえで、ベストな回答を出そうとしてくれている」と感じることだと思います。

頭がいいと思われる人は、会話中に頭の中で話を勝手に進めず、相手からの情報をすべて取り入れようとしていると勉強になりました。

他にも様々な理論がわかりやすく書かれていたので、気になる方はぜひ「頭がいい人が話す前に考えていること」を読んでみてください✨

ここまで読んでいただきありがとうございました😃
今後ともよろしくお願いします✨


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