見出し画像

アメリカ奮闘記:シンポジウムに飛び込む

あっという間にボストンに来てから7日目。
40日なんてあっという間に終わるんだろう。
見出し画像はBack bayの消防署。ボストンは地震がないからレトロな建物が多い。(もちろん消防車本体は最新型)

さて。今日のミッションは
・Biostat summer programの成果発表シンポジウムに参加

これだけ。
Biostatサマープログラムの受講者が、最終プロダクトとしてプレゼン発表をするのがこのシンポジウムだ。
昨日手に入れた、フォーマルなぺろぺろの服で挑む。

講堂に向かう。受付がある。
May I join it just listening? と聞いてみる。
私のID passを見てBiostatの文字を確認すると、Sure!と言ってくれる。

20人くらいの人がいる。サマープログラム受講者と、昨年の受講者、先生、などなど。

オープニングのお言葉から始まる。
"人種による医療格差を排除できれば、アメリカの医療費は下がる。"と、
ラテン系とアメリカンがどうのこうの言ってる。
人種による医療格差?他国との比較ではなく、アメリカ国内で格差があるのか?恥ずかしながら、いまいちピンとこない。勉強不足だ。

次にKeynote speakerのお話し。ファイザーのbusiness Analyticの人。
(このシンポジウムのHPに乗っている公開情報)
黒人の黒スーツまじでかっけえ。

だんだんと熱がはいり、しゃべりが加速していく。
れろれろ言ってる。もうわからん。
スライドの文字と聞き取れた単語から推測するに、
予測と治療パフォーマンスを統合することで、医療費(開発費?)を抑えられる、みたいなことを話している。たぶん。

もう1Topic話すようだ。"AI to Identify Patients"について。

トランスサイレチン型心アミロイドーシス(TTR-CM)の患者は99%が誤診・未診で見つけられていないらしい。
これをAIは見つけられるか?との試み。
結論だけ述べると、80%以上の正確さで発見が出来たらしい。へえー。
つまりは機械学習やAIの活用の話ね。

ここで質問が飛びでる。
「これまでのデータサイエンティストは、まずモデルを決めて、そこにデータを当てはめていたけれど、機械学習はまずデータがあって、そこからモデルが作られていく。で、どっちがいいの?」みたいな質問。

「いい質問だね。
まずは従来通り、見たい患者はどのような特性を持っているのか、発生頻度、観察期間などを、確認すること。
そして、もちろモデルにデータを当てはめ、シンプルに答えを求めて構わない。機械学習はさらに細かい内容を説得したい場合のひとつの手段だ。」
みたいなことを言っていた。たぶん。ふむふむ。

keynote speakが終わり、1組目の成果発表へ。

2017年のプエルトリコのハリケーン(MARIA)による影響の探索的研究とのこと。
プエルトリコはひどいダメージを受けたのにもかかわらず、国の発表は死者はたった64人。
この「災害による死亡」の判定は、病院に運ばれ、死亡を確認すること。だから国からの発表はこんなにも少ないんだとか。
その後、研究が進み、4500人の死亡が推定された。
彼らの研究目的は、市町村、年齢、死因ごとにカテゴライズし、死亡状況を比較すること。このプロットをもとに、国は死亡判定の改善や、十分な救済を整えることが今後の必要であるなどと主張して終了。

小休憩。ひとりでぼんやりしていると、隣のタイ人から話しかけられる。
あわあわしながら自己紹介。彼女は疫学系の学生らしい。

そして次の発表者。
胸部X線画像のクラス分けに関するディープラーニング。画像処理系だ。
発表者はコンピュータ情報系の専攻のようだ。
Binary model?とmulti class exam?とやらでクラス分け精度を比べている。たぶん。全然わからん。画像を突っ込んで、疾患があるとかないとかを判定している。

次の発表者。
DNAの転写シグナルにおける性差のSurvival analysis。肺がんデータを使用。
どうやらエンリッチメント解析だ。エンリッチメントやらCox回帰をしている。
性差におけるシグナル伝達の違いは肺がんの予後に大きく影響する、と結論付けている。ちょっとだけわかった。

次の発表。出産による妊婦の死亡について。
アフリカでは10000人中307人の妊婦が出産によりなくなっているらしい
特にアフリカ中部では死亡率が高いことが顕著に分かる。
50%の妊婦が家で分娩しているため、妊婦が危険な状態にいても助けられないそうだ。
人口統計学?によって健康?やプログラム因子を明らかにし、
Health facilityで分娩出来るよう予測する。安全な分娩を目指すためだ。
発表者はアフリカ系。祖国ではこれが大きな問題となっているようだ。
ときどき、感極まって言葉を詰まらせる。

手順は、ステップワイズ法で変数選択し、ロジスティック回帰。
手法は分かるが、変数に何が入っているのか、英単語が全然わからん。

そしてお昼ご飯。会場外に食べ物が並んでいる。
食べていいらしい。遠慮なくむしゃむしゃといただく。

隣のタイ人の女性とおしゃべり。
お互いに母国語じゃないので、一生懸命会話。仲良くなった。わーい。

午後も発表。
もうここで集中量が切れる。疲れた。
午後はサマープログラム受講者ではない人の発表のようだ。
もう難しい。

午後は2名だけだったので、あっという間に終了。

隣のタイ人女性とばいばい。今日はもうすることがない。
まだちょっと時間が早いので、またBack bayでうろちょろすることに。

ボーリング場のようだ。レトロでかわいい。

日本のアニメグッズ屋さんを発見。
アメリカで人気のアニメを把握すべく、突入。
主にジブリ、ポケモン、ナルト、ワンピース、初音ミクなど。
あとはヴァンパイア騎士や、SAO、ラブライブのグッズがあった。
なんでヴァンパイア騎士? 
いや面白いけど。最新トレンドは置いていないようだ。

そんなこんなで帰宅。

noteの更新、なかなか時間かかる。。。

明日もガッツで乗り切るぞ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?