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オーソモレキュラーが気になったら

もうすぐ、栄養士コミュニティ『爽健茶室』をスタートして地味に1年を迎えます
1年はあっという間で、週3回トークテーマを上げて話していくと
「栄養とはなにか」「食とはなにか」についてずっとずっと考えることができたなぁと思います

大きな結論として1つ、
栄養学は答えがハッキリしていることはほとんど無いし、ハッキリとはしてないですが流派のようなものが存在し、いろんな考え方がある、ということだったりします

その中でも、オーソモレキュラーという分野はとても興味深く
気になっている栄養士さんも多いのではないでしょうか?

初めて聞く人の方が多いかもしれませんが
オーソモレキュラーとは「分子栄養学」とも言われていて正解にはオーソモレキュラー栄養療法として主に医療の分野で用いられています
私は歯科の勉強させてもらってから知りました

ということで、今回はちょっとオーソモレキュラーについて紹介します

その特徴

オーソモレキュラーの特徴は、

適切な食事やサプリメント・点滴、糖質コントロール-を用いて、わたしたちの身体を構成する約60兆個の細胞のはたらきを向上させて、様々な病気を治す療法です。(オーソモレキュラー医学研究所HPより引用)

血液検査から不足している栄養素を分析し、ピンポイントに栄養素を処方し、点滴あるいはサプリメント等で栄養素を補給し治療する方法が多いようです

歯科やクリニック、皮膚科や耳鼻科などでも導入されていて
全国で受けられる治療でもあります

正統派とは異なる

学んでみると栄養士さんは戸惑いの方が大きいと思います
私も最初聞いた時は、トンデモじゃないか!と
思ってしまうくらい学校で学んできた栄養の考えとは全く違います

ベーシックな考え方とは異なり、同じ栄養士さんから理解されないことや戸惑いがあるのは事実なので、新たな学問を学ぶ心得で取り組んでみる必要があると感じます

誰から学ぶかで少し変わる

オーソモレキュラーを学んでみたい!と思ったら
「オーソモレキュラー 資格」で1度ググってみてください

いくつかの協会や学ぶ先が出てきます

既にオーソモレキュラーも元祖と言われるところから
少しずつ枝分かれしていろんな学び先があるようです

一部だけ学べるようになっていたり、解釈を変えて提供してたり、掛け合わせた考えから新たな分野にしていたりと誰から(どこで)学びかで多少の理解が変わっているようなので慎重に選んでみるといいと思います

サプリメントを勧めることへの抵抗

おそらく多くの栄養士さんはサプリメントを勧めるということへ抵抗感があると思います
食事のプロだと考えるとサプリメントを勧めるのはいかがなものなのか?
そう考えることも多いという意見は多いです

オーソモレキュラーでは、サプリメントを用いた栄養療法であるので
取り扱う商品には理解に努めなくてはですね

危険性あるサプリメントもあったとして
サプリメントは食物からの栄養摂取が困難な人には最適な手段であったり、一時的な手段としても有効だったりメリットもあります

安易に勧めることは私は絶対にしないので
自分がよく理解するまでは手は出しませんが
自分で試してみたりすると自信も持てるのではないでしょうか

オーソモレキュラーを知ってみて

食事法というよりも治療法ということから
言葉どおり治療の一環として理解しています

簡単にいうと、がん治療で「投薬治療」「放射線治療」とあるなかで「オーソモレキュラー治療」があるとするならば、
栄養士よりも医師の方々の認知のほうが多く、栄養士の場合は治療に携わりたいのか、否かで選択は変わるのではないでしょうか

治療後は健康的な食事、生活習慣が必要とされますから
栄養士の本領発揮は治療後かもしれないですね

オーソモレキュラーを学びご活躍されている栄養士や管理栄養士さん達とお会いして結局のところ「人を健康にしたい」という信念は同じなんだな、といつも感じてます

自分の中に取り入れるかは携わりたい仕事で変わりますが
知らないでいるより知ってみると多くの発見があり理解が深まると思うので
この記事で少しでもきっかけになってたら嬉しいです



もっと詳しく知りたい方は
とりあえずこの本を読んでみるといいですよー


今回もありがとうございました!

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このマガジンは2020年5月にスタートした
栄養士・管理栄養士オンラインコミュニティ『爽健茶室』で
メンバーとSlackで会話した内容を一部抜粋+補足して書いています

爽健茶室noteマガジンは毎月15日と30日に投稿中!
次回の投稿は、5月15日です、お楽しみに

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