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ゲーム制作のクラファンでやったことやれたこと・振り返りを書いていく

今回はゲーム「終わりの鐘が鳴る前に」のChapter2制作のためにクラファンをはじめて、振り返りをしていこうと思います。
今後、ゲーム制作でクラファンを実施される方の参考に少しでもなればいいと思います。

そもそも何でクラファン?

単純に制作費を計算した時に絶望的な金額になりました。
それは別の記事で書かせていただいております。

その中で、内容を削ってリリースするという選択肢を選ぶか悩みましたが、Chapter.1の時の課題を考えて、妥協してリリースするのは問題があるのではないのか…という葛藤し、副業など色々検討しましたがリリースに3年近くかかりそうだと思い、資金調達のためのクラファンに挑戦しました。

最初にやったこと

情報収集

これは当然やらないと始まらないのですが過去のクラファンでゲーム、特にADVゲームのクラファンの実績を探しました。
CAMPFIREの担当の方にシカのゲームの記事を見せてもらい参考にしました。これ以外にも、私と同じようにnoteに過去のゲームで資金調達をしている方はいたので検索しまくりました。
ただ、一番気にしたのが失敗しているケースを集めることにしました。傾向や情報発信頻度 etc…。
ここで一番気になったのが事前の知名度です。
我々、Cynical Honeyは処女作にして同人界隈でも知名度もなく、マーケティングを0からやるというハードルが最初に見えたところでした。

CAMPFIREの担当の人に質問しまくる

きっと迷惑だと思いましたが、気になることは全部聞きました。
曖昧なこともありましたが、手続き関連や運用方法はほぼクリアになりました。特に出資のタイミングや傾向は最終的には正しいデータだと思いました。詳細は後ほど話します。

情報発信の整備

WEBサイトのリニューアル、TwitterなどSNSの整備など色々行いました。
マーケティングを少し齧っていたので、まずは定期的な露出計画やコンテンツ作成を取り掛かりました。

twitterアカウント

プレスリリースの準備

これはけっこう重要という記事が多かったので参考にしました。
しかし、個人でどれくらい使ってもらえるかと不安でした。
3社ほど面談をして広告出稿なども含めて話を伺いましたが、記事としての魅力が出るものであれば取り扱うということでした。
オウンドメディアとしては当たり前のことを失念しておりました。
ここで新しく「終わりの鐘が鳴る前に」というのは良くも悪くも尖っていない作品というのが裏目に出ました。
例えばヒロイン全員ゾンビとか鳩と恋愛できるとか、記事にしたら面白くなる要素をもっと盛り込むべきでした。
が、そうなるとゲームの趣旨が変わってくるので、死神や聖地をメインに記事校正をすることにしました。
AUTOMATON様とGamer様に取り上げていただきました。

プレスリリースの書き方は色々と参考にしましたが、分かりやすさと長くも短くもない内容で作成しました。
また、プレスリリースで取り上げてもらうのがゴールではないので、自分やスタッフの皆様にも拡散いただくことで当日の注目を集めれました。

クラファンページの整備

LP(ランディングページ)としての役割が強いので、ここが一番時間をかけたかもしれません。またリターンも色々参考にしましたが、組み合わせや声優・音楽・イラストなど、目的のものでオリジナルグッズを手に入れれたり、全部のパックを作りました。
ただ、最高額の10万円コースが一瞬でなくなってしまい、1人限定にしなければどうなっていたのか…と悔やまれました。
高額なコースで「来ないだろう」と思っていても、もし来ていただけるケースを考えておくのは大事だと反省しました。

CAMPFIREページ

実際の運営で大変だったこと

初動は順調

初動から10日ほどで50%達成したので、かなり順調だと思いました。
初回も木曜日の夜に開始したため週末に情報拡散できたのは良かったと思います。また、声優様やアーティストの方々の発信があった瞬間はPVや支援が爆発的に伸びました。
これは上記にもあった、「開始1週間ほどが勝負」「周囲の方やスタッフに協力をしてもらってください」というCAMPFIREの担当者の言葉が当たった瞬間でもありました。
同時に、それ以降が苦戦する状況も拝見した傾向データと一致しました。

苦悩の1ヶ月

2週間ほどして急にユーザーの伸びが落ち着いてしまいます。
それでも毎週の情報発信や定期的な新着情報をしてきましたが、定期的な発信でも伸びない場合もありました。
夏休みシーズンでtwitter広告やキャンペーンなども挑戦しましたが、そこま
で影響は大きくありませんでした。

盆の連休前まではかなり落ち着いた推移をしております。
給料日&お盆の連休明けで75%までなんとか行けましたので、100%に届くか届かないかな…と不安でいっぱいでした。

諦めないラストスパート

何とかラスト1週間前に100%を達成しました。
ここでストレッチゴールを設定してから色々と拡散を再度実施しました。
意外だったのは最終3日になってから一気に180%まで達成できたことです。
特に最終日の駆け込みはかなりでした。

まさかの全部達成でした。

振り返りをまとめ

できたこと

  • 目標180%達成

  • 上記で目指していた品質への資金調達達成

  • 各メディアへの配信ノウハウ

  • twitterフォロワー1000名達成

  • 無料公開のChapter.1のダウンロード数が10,000DL達成

  • 声優や協力パートナー様からの問い合わせが多数

反省点

  • リターンでの工数拡大(主にカンザキ)

  • CAMPFIREの運営でシナリオ作成の進捗がストップしてしまう

  • 配信キャンペーンは応募が1件のみ

  • 限定リターンの個数は増やすべきだった

  • ストレッチゴールや達成後の計画が少し甘かった

  • オーディオドラマのコースの値段設定が比較的高かったので支援が予想を下回った

以上です。
細かい部分はかなり割愛しているので、また気が向いたら書くかもしれません。

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