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賢くなったとしても

最近、you tubeで総合格闘家の朝倉未来選手のチャンネルを良く見ています。

朝倉選手は弟の朝倉海選手と共に人気・実力を兼ね備えた国内トップファイターです。
そんな彼らですが、トップ格闘家として活動する傍らでyou tuberとしても活動していて、いつも様々な企画を考案しては配信してくれています。

ご存知の方も多いかも知れませんが、朝倉未来選手は10代の頃、地元で喧嘩に明け暮れた日々を過ごしていたそうです。
少年院に入っていた過去もあり、その時代の話も隠すことなく話されています。

そんな過去も関係しているのか、you tubeの中の朝倉選手を見ていると、非常に真っ直ぐな性格をされているなぁと見受けられます。
確実に地頭が良いんだろうなというのが伝わってくる一方で必要以上に難しくは考えない、考えても分からない事をいつまでも考えていても仕方がない、という姿勢も伝わってくるんですよね。

あるチャンネルで朝倉選手がいじめについて言及している動画があるんです。
朝倉選手自身は「いじめをしたこともないし、されたこともない」とのこと。
だから、「双方の気持ちは良く分からないけど」の前提の元、言っていたのが「(もし自分がいじめられたら)いじめてくる相手に聞くかな。俺の何が悪いん?自分でも分からん。直すから教えてくれ」と。

もちろん、「そんなこと聞けたら苦労しない」という意見もあるかも知れないですし、僕自身も中学の時にクラスで浮いてしまった時期があったのでそんな簡単な問題ではないという事は分かるんです。
でも、非常にシンプルで良い考え方だな、と思いませんか?

人間関係の問題というのは社会人になっても無くなることはありません。
この記事を読んでくれている方の周りにも「苦手だな」と感じる人がいたり、仕事でミスをしてしまった時に「顔を合わせたくないなぁ」という相手がいたりと、生活の中の全ての人間関係でストレスがないという人はいないのではないでしょうか。

大人になると経験が豊富になってきて知恵もつくと同時にプライドも高くなります。
そうすると、自分を傷つけない事を第一に行動する様になりがちで、自分の妄想の中で相手の機嫌を必要以上に伺ってしまいます。

でも、本当はもっとシンプルで、分からない事は聞く、悪いことをしたら謝る、凄いと思ったことは褒める。
これだけの事なんじゃないかな、と思うんです。

賢くなったとしても1番簡単なことが出来なくなってしまっては意味がありません。

意外と良好な人間関係を築く為には幼稚園の時に習った様な本当に初歩的なことが大切なのかもしれませんね。

ではまた!



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