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祇園祭と琳派

京都 細見美術館 The Hosomi Museum Kyoto (emuseum.or.jp)

山鉾巡行の日に行ってきました。
巡行の遅れから、美術館に辿り着くまでにいつもより30分以上かかったけど…代わりに素敵な喫茶店を見つけて大満足。
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久しぶりの琳派で、扇絵をメインで堪能。
そしてやっぱり鈴木其一がいちばん好き。
コントラストがくっきりしているものが多く、かつ朧げな作品も描けるという…。
江戸時代(中期後期)以降の作品は、政治が安定して、にんげんが文化的な暮らしができるようになり、秩序が芽生え始めたころなので、芸術にもそれがよく表れていると思う。
モダンだったり、デザインといったような、いろんな解釈ができるような作品が多くなっていくような。
それ以前は蛮族の時代だから、絵画でもひたすらに力業の印象。
なんだろう…命がそのまま閉じ込められている絵が多い気がする。
時代背景が余りにも悲惨で、殆どのにんげんは、来世の祈りでしか救いがなかった時代だし。

好みとしては、その力業が好きなんだけど、生きたくはないな。
人類がどうにかして編み出してきた倫理観や秩序は、今後も継続するのか?
それとも別のなにかに代わるのか?
また、そのときに描かれる絵画や芸術はどんなふうに変わっていくのか…。
長生きの醍醐味。

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