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産まないでほしかった(後日談)

産後うつマックスのときに残した、病み散らかした文面が掘り起こされたので残しておきます。私的ベンチマーク。
ここから「棚卸し」を経ていま回復途上にいて、すっかりニョホホとニヤニヤ暮らしていますのでご心配無用です。
棚卸しの詳細については前回記事をどうぞ。
「わたしがこんなにしんどいのは両親と祖父母と元雇用環境のせい!!」みたいなアレになっててちょっと恥ずかしい。
まあ、そう(そう?!)かもしれんけれど今となってはヘッチャラですよ。


産まないでほしかった。
自分自身も母になって、実母に対して思うことです。
本当に本当にタチの悪いことに、ひとたび出産さえしてしまえばこんな気分になることはもうないだろうと高を括っていました。
現実はそれに反して日に日にひどくなります。
電車を見たら飛び込もうと思うし、高い場所に行けば飛び降りようと思うし。
飲み物も食べ物も見たら致死量ばかり気にしてしまう。
事故のニュースを聞けば私がかわりに被害にあえばよかったのにと考える。
虐待のニュースを聞けば被害者にかわって加害者に同じ目に合わせてやりたいと考える。

でもね。私が死んでも罪悪感でのたうち回るのは、母でも父でも祖母でも元彼でも元友人でも元雇用主でもなく、もちろん自分自身でもなく。
なんの罪もない最愛の家族(夫と子)にそれを押し付けてしまう。その仕打ちをすることができない。
夫と子さえサクッと切り替えて次! ってできるなら、今すぐにでも土に還りたい。

ああ「葬式出すのもカネがかかるから死ぬな」でしたっけ? まったく馬鹿馬鹿しい。だから最初から産まないでほしかったって言ってるんですよ。


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