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私が壊れた日

去年の夏、不安障害と診断されました。

今も月に一度クリニックに通い、時々安定剤を飲んでいます。

きっかけは仕事。
完全にキャパオーバーでした。

今の会社は5年前に起業しました。
私は創業メンバーの1人です。

入社時は夢がありました。
5年後には会社は大きくなっているだろうな。

そしてその5年が経過した現在、スタッフは、社長と私とあと2人の合計4人。
創業時と同じです。
この5年で辞めた人は6人です。
仕事ができる人から静かに辞めていきます。

去年の夏は
・私が担当している業務の繁忙期であったこと
・仕事ができる人がほぼ同時期に2人辞めたこと
・とてつもなく仕事覚えの悪い人が1人いたこと
・会社のお金で意識高い系の研修に参加したこと
この4つが私を追い詰めていきました。


就業時間中は辞めた人がやっていた業務と、とてつもなく仕事覚えの悪い人の相手、間違いの尻拭い。
就業時間後にしかできない、やってもやっても終わらない担当業務。
会社のお金で研修に参加したことによるプレッシャー。

正常な判断が出来なくなりました。
残業中に涙が止まらなくなり、衝動的に…
(衝動的に何をしようとしたかは言葉にしたくないので伏せておきます。)

これは本当にまずい…


すぐに業務をやめ、帰り支度。
バソコンを消して荷物をまとめるだけなのに手が震えてなかなかすすみません。

こんなに辛いのに一人暮らしの自宅に帰る自分がなんだか可愛そうになって、今日だけは人に甘えてみようと思い、友達に電話しました。
『急にごめん、ちょっと私あかんみたいやねん。今から家に行ってもいい?』

友達はとても驚いた様子でしたが、『おいで』と言ってくれて、タクシーで向かいました。

電車が動いている時間帯でしたが、とてもフラフラしていて駅まで歩けそうになかったのです。
タクシーを捕まえるのも精一杯でした。

ずっと涙が流れていました。

『明日から1週間休みや。何が何でも休みや。約束やで。行ったらあかんで。』

その場でクリニックの診察予約をして、お礼を言って帰宅しました。

一睡もできませんでした。

あの夜何を思って朝を迎えたのか思い出すことができません。

朝7時半になるのを待って、社長にラインで連絡し、クリニックに行きました。

クリニックに行くのは10ヶ月ぶり。
先生にも1週間休むように言われました。

あの時友達が『おいで』と言ってくれなかったら…どうなってたかな。

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