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シュレーディンガーの猫と白髪と若さ

猫がどうなったかは
箱を開けるまでわからないとされるかの有名な思考実験
『シュレーディンガーの猫』


初めてその実験の概要を知った時、
猫愛が強すぎる私は思わず
怒りで涙が出た。

諸説あるようだが、

猫は実際には使われていない

との説を信じ過ごすことで
気持ちに折り合いをつけた。

その「シュレーディンガーの猫」を何度も何度も考えたけど、

はっきり言って

わかったようで
わかってないのかもしれない

だけどそれはそれで
なるほどそうか!とも思ったので
良しとすることにしている。

※だから専門家の方がもしこれをお読みになり 間違っていたとしてもご容赦いただきたい。


そんな私は、それを
よくある髪の悩みに置き換え考えてみた。

"私なりの解釈"の話。



題材はこれ。

『白髪を見つけなければ 
まだまだ若いと思い込んでいたけれど


白髪を見つけた瞬間に年齢を
意識し過ぎて落ち込む』


(年齢はその瞬間に変わるわけないのに)



先の実験から行くと

『箱を開けるまで猫が生きているか
死んでいるかは わからない』

つまり 

(白髪を)確認するまでその事実は
わからない、 

無かったこと 

ともとれるわけで。

目視したことで(または指摘)

"それ"は実態を伴った

目の前の"現実"となる。


ここからはその心理変化、
あり方について書いていきます。


そもそも
「白髪を見つけて落ち込む」って。


「若いことが良いこと」

という得体の知れぬ浅はかな

価値観に支配されていませんか?

もちろん、
若いってステキ〜(´∀`*)ってよく思いますよ?
なりたいとは思いませんが。


視点を変えて見る
「年齢を重ねたことによる良さ」に
気づかぬことで

「落ち込む」

という心理状態を作るのは
誰か?って話です。


ここまで自由度の上がってきた
グレイヘア時代に、
髪色に赤みが出るのが嫌いな人は特に勿体無いことですよ。


いくつになっても 
各年齢なりの良さを探せば良いだけだと思うのです。

若い頃と
同じ価値観のままでいなくてもいい
と思うんです。

体力も気力も違って
当たり前だし

素材そのものだって変わるから。


色々経験して わかったからこそ
選べるモノも力もあるはずで。

無理に合わせて
頑張りすぎる必要もないし、

やり方は変えたって、
新しく作ったって構わないはず。

どーにもならんことを、
憂いていても仕方ないので。

諸行無常の響きなり〜ってことよね。


私自身も白髪はありますが、
ツヤと立ち上がり、
ボリュームを維持するために 
30代からケアをしてきました。

多くのオトナ女性が悩み苦しむ話を実際に伺い、
その心の解放と自由度を上げるため

我慢もダメージもさせること無く
カラーも、白髪も楽しみながら

ツヤとボリュームも
自慢の髪を
自他共に育成中。


幾人もの先人の老化を目の当たりに過ごしてきて尚、

他人事だと棚に上げ
何も準備せず、


発見したその時 
急に白髪"だけ"をとやかく言う人、
とっても多いけど。

これもご参考になれば↓



ところで


白髪を嫌がる方々へ

否が応でもオトナだ、と認識せざるを得ない白髪という存在に対し

どうしてダメに見えるのか?
どうして隠したいと思うのか?

考えてみたことはありますか?


現場で数々の相談を受ける
女性美容師(46歳)としてあえて突っ込みたい。


色だけで印象の若さ、または美しさは本当に保てているのか?
(気にしすぎて周期が3週以内の方)
(薬品処理、ケアは大丈夫ですか?)


髪型選びは?
(若作りは老けますよ)


メイクや服装の意識は?
(清潔感と血色感を意識せよ)

姿勢、立ち居振る舞いは?
言動は?
バランスは?

などなど。
辛口部分ですが 
避けては通れません。
悪しからず。


実験で言うと箱を開ける行為、

わざわざ髪をめくって
「ここに白髪がある」と無駄に気にする前に


見るべきところ
直すべきところ
正すべきは

他にもあるんじゃないですか?って話。

※もちろん 女性だけでは無い
今の時代 人間なら誰しもだ。

若作りと
若々しく見えることは 
決して同じではない。


印象操作は全ての要素が絡んでくる。

気になる白髪を隠す目的で染め、
カタチに拘らずただ乾かしているだけでは
当たり前だが
皆が欲しがる良い意味での
キラキラ感は出てきやしない。


意識のベクトルがどこを向くかで

見える現実は変わってくる。


箱の中身、つまり

現実的にどう見えるか

を決めることは、

髪のことであれば事実 可能。

髪は最大の武器になる。



以上、
量子力学に興味を抱き

心の底から猫の存在を愛し

髪の存在、その捉え方が及ぼす
人生への影響を深く観察してきた 
とある街の美容師のつぶやき。


長くお付き合いくださりありがとうございました♪

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