ミダノコレクション_シャカデミー賞__180521_0122

将来への不安を小さくするには、チャレンジしかない。

先日、京都からお見えになった学生さんから、お寺の活動のインタビューを受けまして、ぼく自身振り返るということがありました。

思い返してみると、3年ほど前から取り組み始めた様々な新しい活動は「不安」がきっかけでした。人口減少。少子高齢化、お寺離れなどなど。「なんとかしなければ、お寺が潰れてしまう」という思いでした。

このままでは、お念仏の教えが途絶えてしまうのでは?ということも、もちろん思いましたが、子どもも少しずつ大きくなってきた時期でしたし、正直言うと、経済的な危機感の方が大きかったかなと思います。

そんな中、未来の住職塾の門戸をたたき、様々なお坊さんからの刺激をいただきながら、「寺」業計画書を作成し、その計画を少しずつ実行に移してきました。

それから数年。

お寺を取り巻く状況は依然として厳しいですが、ぼく自身が「不安」を感じることはほとんどなくなりました。(体調の不安はあるけれど。)冒頭でインタビューを受けたと言いましたが、そのインタビューの時に「これからのお寺はやりがいがある。おもしろくなる」と答えるほどにです。

いつの間にか、不安から、わくわくへと心持ちが変わっていました。なぜだろうかと、考えた時に思ったのが、徐々にですが成果が出ているからだろうということでした。

新しい物事にたくさんチャレンジする過程で、人とのつながりが増え、その人たちも巻き込みながらまた新たな物事にチャレンジしていく流れができてきました。

これは大きな成果です。えいやっと、やり始めなければ起こりえないことでした。ほんとうに、チャレンジを続けてよかったと思います。

そして、そのチャレンジ自体が楽しいと感じているからというのもあります。

正直な所、経済的によくなってきたかと言うと、以前とほとんど変わっていません。というか、子供も増えて昔より苦しくなっているような気もします…。(イベントは手出しも多いので、マイナスかも。ここは今後の大きな課題ですね。)

ですが、未知のことにチャレンジできるというのは、とても面白いものです。準備や運営はめちゃくちゃ大変ですが、お寺に来てよかったという声や、イベント参加者笑顔を見ると、このためにやったんだなと、つくづく思います。

経験がなくとも、資金がなくとも、アイディアや人のつながりの中で、かならずできることはある。それを学んだ数年間でした。

この先、まだまだどうなるかはわかりません。
けれども、ぼくはチャレンジし続けることでしょう。

きっと実現する、お寺の明るい未来を信じて。


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