オオエ ヒデタカ

2018年6月より、note始めたお坊さんです!ここでは、お寺を活かすアイディア、発想…

オオエ ヒデタカ

2018年6月より、note始めたお坊さんです!ここでは、お寺を活かすアイディア、発想方法などを中心に書いていきます。・浄土真宗本願寺派(西本願寺)僧侶、滋賀県草津市出身・福岡県豊前市在住、趣味カメラ、ソロアコギ、ローカルメディアぶぜんらいふ。編集長

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風鈴は風のあるところでこそ、いい音を奏でる。

夏ですね。 街中を歩いていると、時折「チリンチリン」と、涼し気で繊細な「風鈴」の音が聞こえてきます。 軒先に吊るされた風鈴が風に揺られている様子はなんとも風流です。 人間の心は不思議なもので、実際の気温が下がったわけでもないのに、その繊細で美しい音色は心に気持ちよく、夏の暑さを和らげてくれているような気がします。 室内の風鈴ところで先日、室内で売られている風鈴を見ました。 その風鈴は風に揺られるわけでもなく、ただぶら下がっていました。 近くの人たちも気に留める様子

    • 自分の可能性を自分の言葉で狭くしていないか?

      自問自答することがある。 僧侶という役割を与えられている自分を客観視し、「僧侶として何ができるか?」と、問うのだ。 僧侶はこういう仕事をするから、こうするのがいいんじゃないか、いや、やっぱりあれをしたほうが…。 というような感じだ。 けれども、この自問自答、よく考えれば違和感がある。というか、前提がおかしい気がする。 だって、「僧侶として」って決めちゃったら、自分の幅が狭くなっちゃうじゃないか。 上司からこれだけの範囲で、こういったルールの中でやりなさいと言われて

      • 自分の「得意」を生かして場づくり(布教)をする

        ぼくはお坊さんで、布教をする。 お坊さんの「布教」というと、お寺や法事でお説教(法話)をするということがまず頭に浮かぶ人が多いと思う。 実際、そういった場面が多いのだけど、それだけが布教じゃないよと言いたい。もっと様々な形があっていいよと言いたい。 これは伝統的なものの否定ではなく、あくまで、より多くの形を認め、積極的に広げていこうぜ、という類の話だ。 お坊さんの業界に人が増えない理由そもそもの話として、これから就職しようとする人がお坊さんを仕事として選ぶ人は少ない。…

        • 他人に依存しないことで幸せになる。

          築いてきたものがあっさりと崩れることがある。 つまりは幻想だったのだ。 人間関係もそうだ。 いい関係ができていると思っていても、肝心な時には一人になったりすることがある。仲間論を振りかざすつもりはないが、どういう気持でいるか少しは想像できないのかなと正直思うし、がっくりくる。 恩着せがましく言うわけではないけれど、いったいなんのために頑張ってきたのだろうかという気持ちになるのだ。 そういうことを何回か繰り返して、気づいた。 ああ、ぼくはけっこう他人に依存していたのだな

        風鈴は風のあるところでこそ、いい音を奏でる。

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          アイディアはボケながら出すのがおすすめ!

          「面白いことを思いつくね。」とよく言われます。 思えば小さい頃から割とユニークなことをする子どもだったと思います。それは、今も変わりません。面白いことが好きで、面白くすることも好きです。 最近アイディアについて考える機会がありました。そこで思ったのが、アイディアを出すということは、お笑いで言う、ボケるということと同じだということでした。 あるものをそのまま見るのではなく、ちょっとひねってみる。 何かを掛け合わせてみる。そうすることで、元々のものが面白くなる。それがボケだ

          アイディアはボケながら出すのがおすすめ!

          将来への不安を小さくするには、チャレンジしかない。

          先日、京都からお見えになった学生さんから、お寺の活動のインタビューを受けまして、ぼく自身振り返るということがありました。 思い返してみると、3年ほど前から取り組み始めた様々な新しい活動は「不安」がきっかけでした。人口減少。少子高齢化、お寺離れなどなど。「なんとかしなければ、お寺が潰れてしまう」という思いでした。 このままでは、お念仏の教えが途絶えてしまうのでは?ということも、もちろん思いましたが、子どもも少しずつ大きくなってきた時期でしたし、正直言うと、経済的な危機感の方

          将来への不安を小さくするには、チャレンジしかない。

          お寺を悩ませる、ねこふんじゃった。

          最近、境内にねこのふんが多い。 とはいっても、うちでねこを飼っているわけではなく、野良猫の落とし物。この迷惑な落とし物に、はたはた困っているのだ。 ねこ好きのみなさんには申し訳ないが、匂いもきついし、ハエがぶんぶん飛ぶ。 対策として、ねこよけを撒くのだけれど、ほとんど効果がないし、これも考え物で、ねこよけ自体の匂いがきつかったりするので、下手をすると境内一面がトイレの芳香剤のような香りに包まれてしまう。 だから、一番いいのは後処理のそうじ。 でも、そうじをしたそばから

          お寺を悩ませる、ねこふんじゃった。

          6/23日記のようなもの。

          思いっきり体調を崩した。 頭がガンガンして、体もだるいし、思うように動かない。筋肉痛のように体がこわばる。ネットで調べてみると自律神経失調症のような雰囲気だ。 季節柄もあるのかもしれないが、今もお腹が痛かったりする。 行動したいのに、できないというのは、つらいところだ。 またつらいのは、家族にも症状を理解してもらえないこと。 分かりやすい病気だったらいいのにと思う。 最近単発イベントなどで一気に仕事、作業量が集中すると、きつくなるようになってきた。 頭が処理できていな

          6/23日記のようなもの。

          あなたの情報発信は義務ですか?楽しみですか?

          ブログやSNSでの情報発信。 あなたはどういうモチベーションで発信していますか? 自分の仕事内容を宣伝したい? 業界のありようを知って欲しい? 世の中を変えたい? それは素晴らしい動機ですが、注意したいのは結果を相手に求めることです。 最初からブログを書いて反応があって、仕事につながって…と、トントン拍子で上手く行く場合はいいですが、そういう人はまれです。 相手に結果を求めると、必ず、しんどくなってきます。 例えば、 「どうしてこんなにたくさん書いているのに反応する人

          あなたの情報発信は義務ですか?楽しみですか?

          ブログを長く続ける秘訣はブログを書かない選択ができるかどうか。

          ブログを長く続ける秘訣はブログを書かない選択ができるかどうか。 逆説的だけど、的を射ていると思う。 例えば、眠たい時。 「ブログを書く」か、「寝る」2つの選択肢があるとする。 この時、ぼくは「寝る」を選びたい。 眠たい時に無理をしてブログを書いても得られるものは少ないからだ。 更新頻度は上げられるかもしれないが、おそらく内容の精度が悪くなるだろう。 ならば、眠たい時には潔く寝てしまって、書きたいと思った時に書く方が筆がのる。 「でも、毎日更新している人がいるじゃないか

          ブログを長く続ける秘訣はブログを書かない選択ができるかどうか。

          『HOW TO家族経営』みたいな本とかブログないかな。 けっこう切実。

          『HOW TO家族経営』みたいな本とかブログないかな。 けっこう切実。