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オススメ映画「マディのおしごと 恋の手ほどき始めます」~お馬鹿映画ですがジェニファー主演ですから・・~

本国では劇場公開⇒日本では配信(NetFlix)ONLY、原題:No Hard Feelings

 ジェニファー・ローレンスのスター映画、近頃とんと無くなってしまったエロチック・コメディ。何やら本作のプロットとなる求人広告を本作プロデューサー発見したことで、出来たとか。簡単に言えば「ウチの箱入り息子を男にしてくれる、アルバイト募集」となるわけで、そりゃ興味津々ですよね。

セックスアピール全開

 当然にこのアルバイトに応募するのがオスカー女優であるジェニファー・ローレンスの役マディ。募集要件が20代前半とあるものの、32歳のマディは金欠に喘ぎ応募に至る。典型的なシチュエーション・コメディで、ポイントはジェニファーのセックスアピールに尽きる。「レッド・スパロー」2018年で相当に過激なシーンもこなしたわけで、果たして・・・。

 早々からピンクのボディコンにピンヒールと、挑発全開ですが、この童貞攻略に手を焼く展開。とは言え、実年齢でも一回り近くも違うわけで、2人がラバーに発展するのかしないのかの興味が湧かないのが残念。すったもんだのドタバタの挙句に、夜の浜辺で唐突に泳ごうと言う状況。当然に水着を持っているはずもなく、全裸となる見え透いたプロットに。でもまさかここでジェニファーが Female Full Frontal Nudity になろうとは驚きでした。真正面からの全裸ですよ、アカデミー・主演女優賞の彼女が。何故か、NetFlixではボカシが入ってましたが。「哀れなるものたち」ではエマ・ストーンが生まれたまんまで映ってましたのに、しかも通常NetFlixではモロ出し通常平気なのに。彼女は制作にも絡んでますのでこの女優魂に拍手すればよろしいでしょうが、楽しいより「痛い」方が勝ってました。本作は本国で RATED R での公開とか、むしろそれをアピールしているわけで。逆に「R」と言われれば、それ程でも・・・のレベルです。

左がマシュー

 それよりも本作にて通底するのが格差社会で、持てる物と持たざる者の表現が厭らしい。古いけど「プリティ・ウーマン」で顕著な下流を見下す描写ががここでも展開する。その最たるものが童貞息子の親ですね。この父親になんとお久しぶりのマシュー・ブロデリックが扮してました。「トーチソング・トリロジー」1988年や「グローリー」1989年等で主役を張った、悩める繊細な青年がこんなクソ親父とは、トホホですね。

裸になるためのお馬鹿なシチュエーション

 全ては親の依頼であった真相がバレ、大学へ進学し2人は離れ離れとなる。が、なんとマディが未練タラタラで、アイビー・リーグまで追っかける純愛に発展とは、ノー天気にも程がある。白い目でみられてもとことん明るいマディをジェニファーが可愛く演ずるのだから、これで良しとしましょう。原題は「大して傷ついてないわ」、が転じて「お相子ね」、のニュアンスですね。

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