did not finish.
2022.8.28 北海道マラソン
初めての北海道マラソンは
チームの仲間が居て、大切な友達が応援に来てくれて、自分の節目の日でもあり、"特別なマラソン"でした。
(テーマ曲も大好きなサカナクションだし🐟)
キロ4でペース走をする感覚で走ろうと思っていましたが
レース6日前の朝、起床後歩けないほどに脚の痛みがありました。久しぶりでした。
(まるで長野マラソンの翌日みたいだった)
そこから辛うじて調整しながらも、今は無理をするときではないので、途中棄権を視野に入れながら出走しました。
トラックレースと違ってそもそも走っている時間が長いので、42.195km走りきる=相当なダメージがあることはわかっていました。
頑張ればきっと走りきれるけれど、
下手したらマラソンシーズンを棒に振るかもしれない。
どこで線引きをするのか。。
痛みの度合いは自分にしかわからないので
物凄く曖昧だけれど「これ以上走ったらまずいかも」と感じたときにしようと決めました。
例えるならば、黄色信号が赤信号に変わりそうになったとき。
「これ以上走るのはやめよう」
「いや、もう少し頑張ろう」
何度も葛藤の末、思いきって立ち止まった25km地点。
(記憶は曖昧だけれど、ガーミンの記録を見たら25kmでした)
正直、最初から割り切っていれば途中でやめることなんて大したことないんだろうなと思っていました。
でも、いざ終わりにしようと思って立ち止まった瞬間
本当にここで終わってしまうのか…。
と、想像していたよりもはるかにショックが大きくて、大きくて。
ただただ下を向いて泣くことしかできませんでした。
知り合いをはじめ沢山の方が声をかけてくださって「私はこんなところで何をしているんだろう」と、ふと我に返りました。
その瞬間の自分を鳥瞰的に見たときに、馬鹿げたことのように思えてきて、途中で辞めようとする自分を許すことができなかったのです。
気づいたときには走り出していて、とにかく前に進まなければいけないという気持ちだけでした。
25km以降の走りは、自分を受け容れるための準備の時間だったのかもしれません。
途中で並走してくださった方がいて、気を紛らわすことができたことにも救われました。
結果的には、仲間が応援してくれていた地点の30kmで終わりました。
正確に表現するならば、
"途中でやめる自分を受け容れることができた"
が、正しいかもしれません。
そこには、チームメイトの存在があったから、受け容れることができたのだと思います。
考え方によっては"甘え"にしかならないかもしれないけれど…
私にとっては、本当に心の支えとなりました。
今回の決断が正しかったかどうかは判らないけれど
この日の自分の選択が、きちんと次に繋げられるように過ごしていきたいと思います。
27歳、一生忘れられない一日になりました。
来年はゴールできますように。
仲間のみんなに感謝です🤝🏻
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?